通学のための部屋探し、なにを重視して選ぶ?
大学や専門学校の入学が決まり、親元を離れて初めてのひとり暮らしをスタート!
初めての物件探しにワクワクしながらも、いったいなにを重視して選べばいいのか、どういったところに気を付けて探せばいいのか、右も左もわからないという人も多いのではないでしょうか?
まずは重視したいポイントを抑えよう
新入学生が学校生活を送るうえで、部屋選びをする際に重視するポイントをしっかりと抑えておく必要があります。
社会人であっても引っ越しをするというのは労力も必要ですが、なによりお金がかかってしまいます。
不満があるからと簡単には引っ越しができないことも多いですから、後から後悔しないように、譲れないポイントを前もって決めておくのが良いでしょう。
家賃は誰もが重要と感じているポイント
学生の物件選びで最も重視されるのは月々の家賃です。
なにより、殆どの学生は家賃の支払いを含めた生活費を保護者に頼ることになるため、あらかじめ家賃の上限を決めて物件探しをする方が多いこともあり、家賃重視での物件探しとなっているようです。
しかし、安ければ良いというのではなく、その他が同じ条件であればできるかぎり安いほうが良いという選び方です。
実際には次から挙げるその他の条件を見比べた上で、自分が望む条件を満たした物件を選ぶのが良いでしょう。
学生が重視する物件選びのポイントとは?
「学生の本分は勉強」とよく言われますが、学校の近くに住む理由は、通学時間を短縮して勉強に必要な時間を確保することであったり、より自分が望む勉強をするために通学が困難な地域から移り住むことが最大の理由です。
そのため、重視するポイントも学生生活を軸にしたものが多いようです。
通学時間や学校までの距離
日々の通学時間は短いに越したことはありません。
学校までの距離が近かったり、学校行きのバスに乗れるバス停が近いといった、通学に便利な条件を重視して選ぶ人が最も多いと言われています。
特に、悪天候などでも休まず授業があるため、そういった場合でも通いやすい距離が選ばれやすいようです。
他にも、キャンパスが複数ある大学などでは、両方に通いやすい立地を候補にする人も居ます。
大学などがある地域は学生の街と呼ばれることもあり、多くの学生向け物件がこういった条件を満たす立地に点在しています。
周辺環境
物件の周辺に何があるのか、を重視する人も多く居ます。
コンビニやスーパー、ドラッグストアといった生活に必要な商店が近くにあれば生活はグッと楽になります。
公共施設が多い場所などは治安の良さを重視して選ぶ人も多いようです。
その他に、飲食店の多い地域や商店街の近くを選ぶ人は、学生生活の合間にアルバイトを入れやすいということもあり、学業とアルバイトを両立したい人には人気となっています。
セキュリティ
マンションであればオートロック付き、アパートでも防犯カメラなどのセキュリティ付き物件は学生にも人気です。
比較的築年数の浅い物件にはセキュリティの充実した物件も多く、初めてのひとり暮らしや女子学生には年々重視したいポイントとして人気が出ています。
鍵の形状ひとつでも安心感は違い、ピッキング対策にディンプルキーやカードキーといった鍵を採用する物件も増えてきています。
また、同じ建物でも1階よりは2階や3階を選んだり、女性限定物件などを選ぶ人が多いのも、セキュリティ面を重視してのことです。
間取りや設備
予算内で似たような条件の物件が複数あると、次に重視されるのは間取りや設備です。
ワンルームより1K、ユニットバスより風呂・トイレ別、洗面台は個別にあるほうが良いといった、予算内で可能な限り快適さを充実させられるように、吟味が始まります。
特に、収納が広い物件などは現在の人気になっています。
学生に限らず広い収納は人気で、築年数の浅い物件ほど収納重視の間取りになっているものが多くあります。
大学生であれば4年間は住み続けることになるため、衣類や季節ものを片付けるための収納がある物件を選ぶ人も多いようです。
物件選びで忘れてはいけないポイントは?
実際に学生が希望する物件のポイントを挙げましたが、ついつい見落としがちな物件選びの重要なポイントをいくつかピックアップしました。
最寄り駅までの距離
学生生活も始まった当初は学校への通学が殆どになりますが、あちこち出掛けることが多くなると駅が遠いのはなにかと不便になります。
学校までの距離を重視するだけでなく、最寄り駅との距離も考えて選ぶと良いでしょう。
また、アルバイトなどを探す場合なども、駅周辺の方が学生向けのアルバイトも多く見つかります。
自宅と学校、アルバイト先の行き来を考えると、自宅が中間もしくは駅寄りにあるほうが生活が便利になるでしょう。
学生向け物件かそうでないか
マンションやアパートなどの集合住宅には、さまざまな生活時間帯の人が暮らしています。
学生といえば、朝に起きて日中は学校、特に用事が無ければ夕方か夜には帰宅して過ごすのが一般的です。
学生向け物件であれば住人の生活時間帯はほとんど同じですから、日中に掃除機や洗濯機を使うのも気兼ねする必要はありません。
しかし、社会人になれば勤務時間が夜勤の人は昼夜が逆転していることもありますので、大きな音を出す作業には注意が必要ですし、同級生を呼んで騒いだりすれば住人トラブルになることもあります。
物件選びの際にはあらかじめ不動産屋の担当者に確認し、すでに住んでいる住人の生活時間帯などが異なる場合は注意しておきましょう。
飲み屋さんが近くにあるのもデメリットがある
お酒が飲める年齢になれば居酒屋に行ったり、アルバイトなどをする人も多いでしょう。
しかし、お酒を提供している店というのは比較的遅い時間まで営業しています。
夜中に酔って叫んだり、暴れたりする人の騒音が睡眠の邪魔になることもあるかもしれません。
酔っぱらった同級生が突然自宅にやってきた、といったことが起こるのも飲み屋さんが近いエリアの特徴です。
近くにあれば便利だけど近すぎて失敗した、という典型的なパターンですので、少し距離を取ることも重要です。
学生ならではの物件選びの悩みとは?
学生の物件選びにおいて「時間がなく適当に選んでしまった」「保護者に決定権がある」という特有の悩みもあります。
・物件の希望条件があったけど保護者に聞き入れて貰えなかった
・選んでいる時間がなく通学の距離や家賃だけを見て決めてしまった
こういった経験も良い人生経験になりますが、さすがに数年間生活をする部屋に不満やストレスがあっては勉強に支障がでるかもしれません。
実生活で不満やストレスの原因になるポイントを伝え、保護者に自分の考える理想を提案することも重要です。
そのうえで、両者の妥協点を模索するのが良いでしょう。
商店が遠い
学校への通学距離を重視しすぎて、スーパーどころかコンビニすら徒歩では厳しい距離になっては日常生活に支障が出ます。
学校までの距離が5分でも、スーパーまで20分かかるのでは日常の不満も溜まっていくでしょう。
利用頻度が高い施設と程よい距離の物件を選べるように、どれだけ急いでいても周辺施設は必ず検討材料に加えましょう。
部屋が狭すぎる、建物が古い
学生のひとり暮らしは自宅へ寝に帰るだけ、というわけではありません。
苦学生のイメージは前時代的なもので、実家同様の生活ができることが良い勉強の環境にもなるでしょう。
部屋が狭く教科書や参考書を置くための本棚や机が置けない、建物が古く壁が薄くて隣の部屋の音が漏れてくる、といった学業の障害になるような問題点が出ないように、最低限の広さや築年数など限界を決めておくのが良いでしょう。
まとめ~必ず不動産のプロに味方になってもらいましょう~
学生の物件選びでは、保護者も初めて物件選びに参加するというケースも多いようです。
今まで賃貸物件探しをしたことがない人は、なにを見て判断すればいいのかも分からないでしょう。
そんな時は、自分たちだけで決めてしまわずに、必ず不動産のプロに味方になってもらいましょう。
安易に家賃だけで決めてしまったりしないように、予算や希望条件を一通り説明し、物件選びでの注意点や良くあるトラブルなども聞いておいた方が後々のために良いかもしれません。
全ての希望が叶わないようであれば、妥協したくないところを絞って、一緒に考えて決めていくのが良いでしょう。
長く暮らす物件選び、後になって後悔しないように良い物件を探しましょう。
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