【初めての部屋探し不動産屋に聞いておくと良い事とは?】内見時のチェックポイントなど解説
学生の一人暮らし、不動産屋にどんなことを聞いておくと良いの?
希望の進路を見つけるため志望校に進学し、通学のために一人暮らしをスタートする人も多いでしょう。
そんな学生の一人暮らしは、お部屋選びからすべてが初めての経験になります。
そこで、不動産屋ではどんなことを聞いておくべきか、失敗談や注意点などをまとめました。
初めての一人暮らし、物件探しで不動産屋に聞いておくべきことは?
多くの場合で人生で初めての一人暮らしを始めることになるのが学生の進学に際したタイミングです。
聞き忘れ、確認忘れが無いように物件探しで不動産屋を訪ねる際に予め質問することを決めておくと効率よく話が進められます。
自分に合った間取りやエリア
学生の一人暮らしでは、多くの場合で通学先の学校、学部のキャンパスがある場所の最寄り駅周辺で探すことになるでしょう。
そういった地域には学生向けの物件も多く、学生の一人暮らしでは自ずと候補の物件が絞られることになります。
周辺の店舗や公共施設などの環境
スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどの日常的に利用する店舗や、利用頻度は少なくても役所などの公共機関、医療機関などの場所も必要になってから調べるのではなく事前に確認しておきましょう。
契約や入居までのスケジュール
学生は入学時期までに入居を済ませておく必要があるので、それを逆算して部屋を決め、契約を行う必要があります。
入居審査など日数のかかることもあるので、予め内見(物件の下見)から契約、入居までのスケジュールを確認しておきましょう。
設備の状態や使い方
実家に無かった設備や使い方の異なる設備についての説明も受ける方が良いでしょう。
いざ住み始めてから使い方が分からないという事が無いように、内見の際に気になった設備のことは聞いておく方が良いでしょう。
家賃やそれ以外にかかる費用、支払い方法について
賃貸契約では家賃を払うというイメージは誰しも持っていますが、最初は初期費用としてまとまった金額を支払う必要があります。
家賃も含め、現金振り込みやクレジットカード決済、口座引き落としなどの支払い方法も様々です。
支払いの金額はもちろん、期日や方法などについても間違えないようにしましょう。
街の治安
治安の良さは住みやすさに直結しており、治安が悪ければトラブルに巻き込まれる可能性があります。
繁華街の近くや深夜営業している店舗の付近は昼夜で雰囲気が大きく変わることもあるので、不動産屋で確認しておくと良いでしょう。
わからないことは遠慮せずに聞くのが良い
一人暮らしや契約など、初めてのことが山積みになるのが学生の一人暮らしです。
保護者の方も含め初めてでわからないことだらけといったケースも多いので、わからないことは遠慮せずに聞いてしまいましょう。
もちろん、不動産屋の担当者もさまざまな質問に答えられるように準備しています。
初めてのことで不安が無いように、気になったらどんどんと質問して不安を解消しておきましょう。
お部屋選びで失敗をしないため、不動産屋に聞いておくべきだったこととは?
学生の一人暮らしは、大学の後期日程では合格発表から契約、入居までの期間が短いこともあり、余裕を持った部屋探しができないこともあります。
そのため、重要なポイントを見落としていたり、確認不足で希望条件を満たさない部屋を選んでしまうという事もあります。
そんな失敗を防ぐために、過去の失敗例を元に同じような失敗をしないようにしましょう。
家賃以外の費用で予算オーバーに
賃貸物件での生活には、家賃以外にも管理費(共益費)などの固定費が発生します。
家賃額の5~10%ほどが相場ですが、その差で生活費の予算をオーバーしてしまうと家計に影響が出ます。
契約前にしっかりと固定費を確認しておきましょう。
インターネットの種類に注意
インターネットにはさまざまな回線の種類があり、インターネット対応と書かれていても種類まで明記されていることは少ないでしょう。
現在は学校でもオンライン授業などが盛んにおこなわれているので、利用する予定があれば回線の種類や通信方式などを予め聞いておく方が良いでしょう。
ガスがプロパンだった
ガスの種類を意識することはあまりありませんが、毎月の維持費に関わる重要なポイントです。
地域によりますが維持費は都市ガスの方が安価に抑えられるため、選べる地域なら事前に確認しておきましょう。
契約アンペア数が小さかった
契約アンペア数とは、室内で同時にどのくらいの電力を使えるかを示すものになります。
契約アンペア数が小さいとドライヤー、電子レンジ、電気ストーブなど大電力の家電を複数同時に使用するとすぐにブレーカーが落ちるといった不具合が起こります。
一人暮らし用の部屋はもともと契約アンペア数が小さいこともありますが、事前に確認しておくと安心です。
物件ごとの特殊なルール
かなり稀なケースですが、デザイナーズ物件などの場合でベランダがあっても洗濯物の外干しが禁止という特殊なルールが決められていることがあります。
こういったルールを事前に聞いていないと、せっかくいい部屋を見つけても実生活に影響がありますね。
退去時にかかる費用も大まかに確認しておく
入居のことだけを考えていると、退去のことは見落としがちになります。
敷金のような退去時の修繕などに使われる費用を先に預ける仕組みがりますが、入居時に敷金がゼロなら退去時に修繕費用が請求されることになります。
就職や留学などで退去する際にかかる費用も、事前に確認しておくと良いでしょう。
事前に知っておこう!部屋探しから入居までの流れ
部屋探しの全体的な流れを知っておくことで、スムーズに良い部屋を見つけることができます。
学生の部屋探しでは特に入学時期まで時間に迫られることが多いのですが、希望の部屋が見つかっても入居までにはある程度の時間がかかる事も知っておきましょう。
①不動産屋に来店予約を入れる
突然訪れても対応してもらえますが、スムーズに部屋探しをするのであれば予約は必須です。
学生の部屋探しは同時期に多くの学生が部屋探しをすることもあり、混み合う可能性があります。
事前に電話連絡などで来店予約をしておきましょう。
また、店舗に訪れる際には後述の内見をする際に必要な道具なども持参しておくと良いでしょう。
②店舗でアンケートやヒアリングで希望の条件を伝える
来店したらアンケートに記入したりスタッフへのヒアリングで希望条件を伝え、希望にあう物件を紹介してもらいます。
希望があれば遠慮せずにしっかりと伝えておきましょう。
③物件の紹介
実際に希望する条件にあう物件を紹介してもらい、気になった物件を選びます。
希望に合う物件が見つからない場合などはその場で断ることもできます。
④気になった物件を実際に内見してみる
気になった物件が見つかれば、実際に物件を見る内見をします。
当日に内見が出来る場合もあれば、後日改めて内見となる場合もあります。
内見で物件をしっかりと見て、申し込むかどうかを慎重に判断しましょう。
日程が合わない場合はオンライン内見など別の方法で部屋の様子を確認する方法もあります。
⑤入居申込み・入居審査
内見して決めた物件に入居申込みをします。
必要書類を提出すると、書類を元に入居審査が行われます。
⑥契約手続きと初期費用の支払い
入居審査が通れば契約手続きに進み、その際に初期費用を支払います。
契約手続きはオンラインでできる場合もあり、遠方から何度も足を運ばなくても良いようになっています。
⑦鍵を受け取り実際に入居する
入居当日に鍵を受け取り、新生活のスタートです。
物件によっては郵送で鍵を受け取ることもできます。
引越しで荷物が多い場合は、入居日以降に届くように手続きをしておきましょう。
内見時に絶対外せないチェックポイント!オンライン内見でも必ずチェック
内見をする際には多くの場所や項目を確認しておく必要があります。
といっても実際に初めての部屋探し、初めての内見で全ての項目をしっかりと確認することは難しいため、確認忘れが後々の後悔に繋がりやすい重要なチェックポイントをピックアップしました。
内見時に持って行くべきもの
・スマートフォン
・3m以上のコンベックス(金属製の巻尺)
・部屋の間取り図と筆記具
・スリッパと予備の靴下
部屋の様子や広さ、長さを記録したりメモしておく道具は必須です。
長期間誰も住んでいない部屋の場合、落ちている物でのケガや足下が汚れる可能性があるためスリッパなども持って行きましょう。
その他、予め持ち込む家具・家電がある場合、サイズなどをメモしたものがあれば、部屋や所定の置き場に置くことができるかが確認できます。
内見時に絶対外せないチェックポイント
・壁の防音性
・周辺施設の騒音
・部屋の防犯性(ベランダ側周辺の状況など)
・日当たりの良さ
・共用部分の管理状態
・居室の広さ(寸法)
・コンセントの数と位置
この中でも壁の防音性と周辺施設の騒音は生活の質に大きく影響します。
オートロックや上層階であってもベランダの近くに電柱や隣の建物があれば防犯性にも影響があります。
後から変えられない部分で生活の質に影響する部分は、内見時にしっかりと確認して、納得できれば入居申込みに進みましょう。
内見時に忘れていても必ず必要になるチェックポイント
・洗濯機や冷蔵庫などの家電置き場の広さ
・押入れやクローゼットなどの収納スペースの広さ
・浴槽の広さ
大型の家具・家電や生活雑貨などを買い揃える際に必要になる情報です。
学生場合は初めての一人暮らしになることが多く、入居後に採寸してから新規に買い揃える方法で失敗を未然に防ぐことができますが、実家から持ち込む場合や入居時に併せて配達してもらうように手配する場合などは内見時にチェックしておく必要があります。
せっかく買い揃えたものが置けない、寸法が合わないといった失敗は多くの人が経験しているため、サイズ間違いなどが起こらないようにしましょう。
【初めての部屋探し不動産屋に聞いておくと良い事とは?】まとめ
学生の一人暮らしでは、多くのことが「初めての経験」になります。
部屋探しから入居まで保護者にとっても未経験なことが多く、そんな時頼りになるのが不動産屋の担当者でもあります。
学生の部屋探しに慣れている不動産屋には多くの学生に対応し続けたノウハウがあり、大小さまざまな不安を解消してきた経験があります。
不安の無い学生生活のスタートが切れるよう、どんな些細な事でも遠慮せず質問してみましょう。
各提携大学から探す(仲介手数料最大無料)
関連記事
【注意すべき3つのポイント】初めての大学生の一人暮らし!≫
【大学進学で始める一人暮らし】何をいつから準備すればいいの?≫
【大学生の賃貸物件の探し方のコツ!】押えておきたいポイントとは?≫
【学生部屋探し後悔しない為の25のポイント】賃貸のプロがご紹介≫
【賃貸物件のマナーや注意点について】知らなかったでは済まされない≫
【学生の賃貸物件の入居審査】必要な準備と注意点をおさえて一発通過!≫
【部屋探し不動産屋に何件ぐらいはしごする?】内見の平均件数≫
【盲点かも?!後悔しやすい間取りの特徴を解説】急いで決めたい時こそ注意!≫
【学生向けマンションのトラブル対処法】入居前に確認すべき事≫
【賃貸物件の内見はどうやって予約する?】予約方法や当日の流れなど解説≫