【注意すべき3つのポイント】初めての大学生の一人暮らし!
【防犯・生活・健康】大学生のひとり暮らしはここに注意!
自由気ままな大学生のひとり暮らし。ですが初めてのひとり暮らしには様々な危険や心配事もつきまといます。安全に楽しく日々を過ごすにはどんな点に気をつければよいでしょうか。
とくに重要な「注意すべきポイント」を3つに分けて詳しく解説してゆきます。
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担当者:木寅昌紀
生粋の奈良県民の私が宅地建物取引士や賃貸経営管理士の目線で奈良の賃貸情報や暮らしの事、エリア情報まで幅広く発信します!
大学生の楽しいひとり暮らし……でも落とし穴も!
大学生になって初めてひとり暮らしを始める。そんな方も多いと思います。
親元を離れて自由を満喫したいという気持ちはよくわかります。
実際、実家に居た時よりも遥かに自分だけの時間は増えますし、お部屋のレイアウトなど空間づくりだって好きにすることができます。それはとても楽しいものです。
でも、楽しいことと一緒に、落とし穴もあります。
気持ちよく生活していくうえで頭に置いておかなければならない「注意すべきポイント」は幾つかあります。そしてひとり暮らしは自由であるがゆえに、今まで親御さんなどがしてくれていた「注意すべきポイント」への対処も自分ひとりでしなくてはいけません。
その対処を怠っていると、痛い目にあったり、たちまちひとり暮らしが楽しくないものになってしまいます。
せっかくの大学生活、せっかくのひとり暮らしの時間をフルに楽しむためにも、注意点はしっかり押さえておきましょう。
防犯対策はとにかく念入りに
ひとり暮らしを始めて、まず何より気を配る必要があるのは「防犯対策」です。
大学生となると講義やアルバイトなどで家を空けている時間も多いものです。家に住んでいるのはご自身だけなのですから、外出している時は必然的に家の中には誰もいません。つまり防犯上手薄になるタイミングが多いのです。
外出の際に玄関の施錠を忘れてしまったら誰も代わりにフォローしてくれません。もともとご近所づきあいの活発な地域に住んでいた方であれば実家では近所の誰かが家の様子を気にかけていてくれるということもあったかもしれませんが、学生さんのひとり暮らしという環境ではそういうこともまずないと考えたほうが良いでしょう。
もちろん「出かける時にきちんとドアや窓を施錠するのは当たり前のこと」という意識は皆さん持っておられると思います。ですが「ご自身で施錠を徹底する」ということにかかってくる責任のウエイトは実家に居た時よりも遥かに高くなりますので、日頃しっかりと気を引き締めておきましょう。
防犯において外出時の施錠は第一段階。大前提です。それだけでは完璧ではありません。
自分が家に居る時であっても、悪意のある誰かが来て危害を加えられる可能性はあります。こちらは一人なので力で来られれば対抗するのも難しいことです。
家に居る時であっても常に玄関の施錠はしておくようにしましょう。また、来客を告げるチャイムが鳴った時は必ず出迎える前に誰が来たかを確認するようにしましょう。見知らぬ相手であれば、簡単に出るのはおすすめしません。
とはいえネット通販を利用した場合には宅配便の業者さんを出迎える必要があるなど、顔見知り以外との対面でのやりとりが必要になる場合もあります。こういった場合に出てよいかうまく判断するのが不安であるならば、宅配便であればコンビニ受け取りや、宅配ボックス・玄関先への置き配など非対面での受け取りを活用するのがおすすめです。
エントランスにオートロックが付いているマンションであれば、ない物件よりも不審な来客への対応の安心感はぐっと増します。オートロック付きということでそもそも不審者が寄りつきにくい要因になりますし、来客に対していきなり玄関先ではなくまずは距離を置いて応対することができます。ただしこれで安全だと気が緩んでよく知らない相手を通してしまえば元も子もないので、注意は怠らないようにしましょう。
施錠をしていても鍵を開けられてしまうケースがあることにも注意しなくてはなりません。
例えば玄関ドアについている郵便受けの穴から手などを差しこんで鍵を開けるという手口があります。常にドアのチェーンロックをかけておいたり、玄関の鍵が2つあるのならばそれを両方使うようにしたり、郵便受けの穴自体を塞いでしまったりといった念入りな対策も必要なことです。
他にも夏場のクーラー代を節約するために窓を開けっぱなしで寝たり、いつも窓やカーテンを大っぴらに開けたまま生活したりしていると、「あの家は無防備な家だ」と悪意ある人間に見られてしまう恐れがあります。そうなると犯罪行為のターゲットにされてしまう危険性が高くなりますので、家の中で存分にリラックスするためにも窓を開けるのは換気の時に最小限にして夜は絶対に開けっぱなしにしない、カーテンは適宜閉めるなど外からの視線への対策も徹底していきましょう。
悲しいことに、ひとり暮らしの学生さんは無防備になりがちで、そこを狙った犯罪が少なくないのは事実です。それだけに「もしも」の時のことを考えて念には念を入れた対策をすることが大切なのです。
「自分は男性だから心配ない」とか「日本は安全な国だから大丈夫」とか「確率から言って自分が巻きこまれるとは考えられない」とか、そういった意識は捨てましょう。可能性がゼロではない以上、できうる限りそこからさらにゼロに近づけることが重要です。何かあってからでは遅いのです。
きっちりとした生活リズムを確立しよう
ひとり暮らしとなれば、生活の管理もご自身で行わなければなりません。
実家のように親御さんが朝起こしてくれたり、掃除や洗濯・炊事のような家事をしてくれたりというようなことはないのです。
今まで家事などを自分でやってこなかった状態から急にひとり暮らしを始めるという状況は少なくないとあって、部屋が荒れ放題になったり洗濯物が溜まってしまったり食生活が著しく乱れたり、「いつの間にか生活がボロボロになっていた」というのも珍しいことではありません。何とかしたいが掃除機や洗濯機の適切な使いかたから既にわからない、というケースもよくあります。
そういう時ありがちなのが、「わからない事だらけだが大学生にもなって実家などにそんな基本的なことを聞くのは恥ずかしい」という意識になって、生活がめちゃくちゃになったまま放置してしまうパターンです。これは一番よくありません。問題から目を背けて、状況をさらに悪化させていく流れです。ひとり暮らしなので、そうなってしまって誰かしら注意してくれる相手すらいません。
いくら基本的なことだとしても、今までやってこなかった・やる必要がなかったのですから、わからなくて当たり前なのです。まずはそれを受け入れましょう。
わからないことは何も恥ずかしいことではありません。わからないという事実を受け入れず、わからないままで居ることこそが恥ずかしいのです。
親御さんに尋ねるのが恥ずかしいのであれば、今はネットでも簡単に情報収集ができます。家事に関する役に立つ情報もたくさん共有されています。
実家に居るうちから「まずは自分の部屋の掃除から」「洗濯機を使ってみる」「休みの日に料理をしてみる」など予行演習しておくのもおすすめです。実家であれば、もし何かしら失敗があってもサポートやフォローをしてくれる相手がいますから、ミスを恐れずに積極的に挑戦して覚えることができます。ひとり暮らしに際して親御さんを安心させる材料にもなるでしょう。料理を覚えておくと外食を減らせるためひとり暮らしでの出費を大きくおさえることにも繋がって非常にメリットがありますし、大学生活の有意義な趣味になってくれるかもしれませんよ。
大学生としての生活、しかもひとり暮らしとなると、外部からの生活リズムへの強制力はとても弱いものです。例え授業をさぼってしまっても学校が特にとがめてくれるわけでもありません。それで単位を落としてしまおうが、全ては自分の責任となります。
それだけに、ご自身できちんと意識を持って整った生活リズムを確立しなくてはなりません。ついつい「いま」楽なほうへ流れていきたくなるのは分かりますが、それは後々の自分を大いに苦しめる行為です。
あらかじめ「何時に寝て何時に起きるか」などの指針は定めておき、原則はそれに従って過ごすようにすると自然と生活にリズムが出てきますし、もしリズムが乱れてしまった時にも気づきやすいので有効です。掃除・洗濯・食事をどういったタイミング・どういったサイクルで行うかまで含めて決めておけば、そのつど頭を捻らなくて済むので非常に楽ですよ。
大学生活は体調を崩しやすいので要注意
ひとり暮らしでは健康にも大いに気を配らなければなりません。
体調を崩してしまった時であっても、気づかってくれたり身の回りのことをしてくれたりする誰かが家に居てくれるわけではありませんから、熱が出ていようと自分で食事の支度などをしなくてはならないのです。これはとても心細く、負担のかかることです。
フル稼働でバイトをしたりサークル活動に勤しんだり徹夜で遊んだり、自由のきく大学生のひとり暮らしともなると身体に無理をさせるようなことも日常的にやってしまいがちです。学生さんの特権とも言えますが、つまりは体調を崩しやすい状況がすぐ背中合わせにあるということでもあります。
やる事・やりたい事がいっぱいで、なかなかご自身の健康管理に気を回している余裕はないのが実情かもしれませんが、先に言った通りひとたび体調を崩した時の負担は小さくないので、できうる限り気をつけたいものです。
前の項目で生活リズムを確立しておくという話をしましたが、これは健康管理という観点においても重要なことです。
月並みなことですが、十分な睡眠時間を確保して栄養バランスがとれた食事をとり、規則正しいサイクルで生活を送る。これを出来る範囲で心がけるだけでも、何もしないのとは大きく違ってくるでしょう。
また、もし体調を崩してしまった時にすぐ対処できるよう常備薬を切らさないようにしておく、缶詰やレトルト食品など保存がきき「いざ」というときに食べられるものを確保しておくなどの工夫も有効です。近所でかかれる病院もあらかじめ調べておくと安心です。
もちろん新型コロナウイルスなどの感染症も怖いところなので、自宅で行える手洗いや消毒などの感染症対策も忘れずに行いましょう。
まとめ~まずは「自分のひとり暮らし」のイメージを~
いかがでしたでしょうか。
今回は大学生のひとり暮らしにおいて注意したいポイントについて見ていきました。
「大学生のひとり暮らしは自由気ままで楽しいもの」という当初の良い印象がネガティブな現実に塗り替えられてしまわないよう、伴うリスクにはきちんと対処しておきたいものです。
ご自身がひとり暮らしをするにあたって具体的にどのような気をつけるべき点があるのか、ぜひこの記事を参考にまずはイメージをするところから始めてみてください。
あなたの学生生活が楽しく有意義なものになることを願っております。
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