【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】レポートvol.4~最終報告会&現地内覧会~
奈良女子大学の学生さんに賃貸マンションのリノベーションを手がけていただいた「奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト2024」第7弾。
最終案に基づいて無事、リノベーションに取り掛かることができ、物件も完成。
最終報告会と現地内覧会を開催することができました。
今回のリノベーションでは、オーナーさんは大変お喜びいただいたとのこと。
この報告会及び内覧会には、オーナーさんにもご参加いただき、最終報告会の場では学生さんたちへ感謝の言葉をかけてくださいました。
今回のレポートでは、これまでの振り返りも含めて最終報告会&現地内覧会の様子をお届けします。
『地域創生プロジェクト』第7弾の振り返り
今回は、近鉄奈良駅付近にある学生さん向けのマンションの一室(1K)をリノベーションするという案件を手掛けていただくということでスタートしました。
プロジェクトメンバーとして奈良女子大学からは住環境学科の先生と、6名の学生さんにご参加いただき、スタートしたのが2024年6月のこと。
リノベーション案は学生さん3人×2チームでそれぞれ案を考えていただき、プレゼン後それぞれのいいところを案として採用し、さらに議論を重ね、ひとつの案にまとめていくことに。
理想と現実(予算)のはざまで学生さんたちはさまざまな案を「どうやったら実現できるか」も含めて考えてくださいました。
議論の結果、今回のリノベーション案は
①絶対変えたい案
②できれば変えたい案
③願わくば通ればいいな、の案
と、やりたい案をすべて優先順位つきで提出することになり、オーナーさんとご相談させていただくことになりました。
ここまでが前回までのレポート内容でした。
そして今回。
もう物件も完成し、最終報告会を迎えることとなりましたが、やりたい案をすべて提出した結果、どうなったのか?
それも含めてレポートします。ご覧ください。
最終報告会
この記事の最初の方でも申し上げましたが、この報告会にはオーナーさんもご参加くださいました。
前回の最終案を練り上げる回のミーティングでは、優先順位をつけつつも、「できればここも変えたい」箇所があれば提案しよう!ということで、一度オーナーさんに相談してみましょう、というお話でしたね?
その後、オーナーさんにご相談してみました。
結果は…
オーナーさんは学生さんの提案をご覧いただいたあと、とてもお喜びになられました。
そして、「せっかく提案していただいたことなので、もう全部やらせていただきます」と言うことになりました。
つまり、
「全部通してくださった」のです!
オーナーさんは、学生さんたちにお礼が言いたいとして今回、お越しくださいました。
「年を取ってしまい、リノベーションをするにあたっても気づかないところとかいっぱいあったので、今回は学生さんたちに提案していただこうと思いました。建物の築年数も経っていたし、無難なようにしておけばいいのかなって思ってましたが、お願いしてよかったです。若い方の提案を見せてもらって、娘と一緒に喜んでいました。こないだちらっとお部屋を見せていただいたら、お部屋もほんとに明るくなってよかったなぁ、思い切ってやってよかったなぁと思ってます。本当にありがとうございました。ご苦労様でした」
オーナーさんは学生さんたちにプレゼントまでご用意くださいました。
弊社からも学生さんたちにお礼をお渡しし、最後に恒例の記念撮影。
お疲れさまでした!
プロジェクトに関する学生さんたちの感想
最終報告会にて、学生さんたちに感想をお話しいただきました。匿名でご紹介させていただきます。
「いろいろデザインを考えたものが実現すると言う経験は私が初めてなのですごい貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました」
「課題ではアイデアを出せばそれで終わりという感じですが、今回は実際にある建物を手掛けるということで、ほんとに私たちが考えたことが実践できるかどうかの不安がありました。実践ではアドバイスをいただきながら形にできたのが嬉しいなと思いました。ありがとうございました」
「ただ考えるだけじゃなくて、予算も含めていかにものができるか考えていくのが楽しかった」
「授業でリノベーションなどの課題をやったことがあるんですが、実際にある上で予算との割合なども含めて考えるという経験が初めてで、課題ではできない経験だったと思います。良い勉強になりました」
現地内覧会も同時開催
最終報告会終了後、プロジェクトメンバーとオーナーさんとで完成したお部屋を内覧しました。
どきどき。
完成したお部屋
居室がこちら。
女子学生好みのグリーンをアクセントにした壁です。
さわやかな若草のイメージがします。
木の扉をスクリーンに変更したクローゼットです。
スクリーンをおろすとこんな感じ。お部屋が明るくなりました。
キッチンです。ステンレスの台が学生さんのアイデアで作成された可動式の調理台です。
リノベーション前より使い勝手がアップした感じですね。
調理台を収納するとこんな感じ。
調理器具を収納する流しの下のスペースもきれいになりました。
そして、学生さんたちから強い要望のあった、トイレの壁は…
(リノベーション前)
(リノベーション後)
シンプルで清潔感たっぷりのトイレに変身しました!
内覧の感想は?
オーナーさんは学生さんのアイデアで設置したキッチンの調理台について大絶賛。
収納が増えたことについても感心されました。
このマンションの別の部屋も順次リニューアル予定なのですが、その時にこのアイデアを使わせてほしい、なんてことも!
キッチンについては流しの下の床をキレイにしたことにも触れていただき、キレイになって明るくなったとお喜びいただきました。
もうひとつはクローゼットの扉をはずしたことについて。
ロールスクリーンに変更したことで、お部屋全体が明るく見えるようになりました。
ここ、もともとは木の扉でしたがロールスクリーンにしたことでお部屋の雰囲気も使い勝手もアップしそうですね。
一方、学生さんたちはお部屋が明るくなったことについても感嘆していましたが、小さなサンプルを見て選んだ壁紙が、いざ大きい壁で見た時に印象が違うことにも驚きだったとのこと。
でも、「あらためて大きい壁で見てもいい色だったと思う」と、選択は間違ってなかったとのことでした。
そして皆が変更を望んだトイレの壁。「オシャレになった」と皆さん大喜びでした。
お疲れさまでした。といっても学生さんたち皆、晴れやかな顔をしていますね。
プロジェクトが終了しました。
4回にわたってプロジェクトの進行をお伝えしてきましたが、学生の皆さんの頑張りには脱帽でした。
「これとこれは直したい。でも予算が...」という葛藤がかなりあったと思います。
そのため最初は予算を気にして抑えた提案となっていました。
ところが再度議論を重ねた後、思いきって「やりたい案」を全て提出した結果、全案が採用されるという大きな成果を得ることができました。
この経験が学生さんたちの自信となり、これから社会に出ていくにあたっての糧となることでしょう。
完成したお部屋はどのような方々に選ばれ、新しい日々が紡がれるのか、とても楽しみです。
最後に、全力で取り組んだ学生の皆さんに心からの拍手を送りたいと思います。
また、温かく見守りくださった皆さまに感謝申し上げます。
ありがとうございました!
【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】記事一覧
【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】レポートvol.1~顔合わせ~
【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】レポートvol.2~プレゼンテーション~
【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】レポートvol.3~最終案について~
【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】レポートvol.4~最終報告会&現地内覧会~
「奈良女子大学×賃貸のマサキ」地域創生プロジェクトまとめ
【2017年】「大人カワイイお部屋への華麗なる変身!メディアも注目したプロジェクト!?」

>>詳細はコチラ
【2018年】「2018年の夏も学生のためのお部屋プロジェクト、始動します!」

>>詳細はコチラ
【2019年】「令和もやります!学生のための学生によるお部屋プロジェクト始動!」

>>詳細はコチラ
【2021年】「奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第4弾~こだわりの新築デザイン~」

>>詳細はコチラ
【2022年】「奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第5弾~新築マンションプロデュース~

>>詳細はコチラ
【2023年】「奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第6弾~積水ハウスの新築マンションデザイン~

>>詳細はコチラ
関連記事
【2017年天理大学編】「疲れをリセットできる部屋づくり~学生のためのお部屋作りプロジェクト」

>>詳細はコチラ