【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】レポートvol.2~プレゼンテーション~
「奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト2024」第7弾の企画が現在進行中!
2チームに分かれて賃貸マンションのリノベーション案をプレゼンしていただきました。
奈良女子大学の先生が座っている席を中心に左側が学生さんたちの席、右側がマサキ席という感じでほぼ円座に近い状態で席について話し合いました。
これなら学生さんたちも緊張せずプレゼンできますね。
今回もプロジェクトメンバーを2チームに分けてアイデアを出し合い、プレゼンすることになりました。
その際、誤解されやすいのですが「どちらの案を採用するか」という話し合いは、ここではしません。
両者それぞれの案を出し合うことで、共通する問題点を確認、それに対する対策案のいいところがあればそれをうまく抽出し、まったく新しい案になることもあります。
今回のプレゼン会の記事は、学生さんたちそれぞれから出されたアイデアを、読者の方に楽しんでもらうのも一興、それぞれの案がどのように変化するのかなどの過程をぜひお楽しみください。
まずはプレゼンから
まずは学生さんたちの各プレゼン案の発表です。
案1「誰もが憧れる北欧ナチュラルなお部屋」
キーワードは#北欧 #ナチュラル #シンプル #落ち着き #たっぷり収納
具体案として提示いただいたのはクロスに関して
・天井はブルーに
・トイレの壁の奥にアクセントクロス
その他複数個所に具体的なクロスの案が提出されていましたが、注目したポイントは使用したいクロス案に優先順位がつけられていたこと。
これは、予算が許さなかった場合は「*印」のつけられている品版のクロスを優先してくださいとのこと。
また、内見時に発見していた「シートの剥がれ」部分の修復を最優先にとのことで、かなり予算を意識されていたようです。
また、作成する家具についても案が出ていました。
ひとつは玄関に置くシューズラック。ブーツが入り、ゴミ箱が隠れる仕様です。
二つ目は調理台。冷蔵庫よりも大きい調理台にして、普段は冷蔵庫と重ねて収納し、必要に応じて引っぱり出せるよう、キャスター付きにするとのこと。
また、上部分にはステンレスの棚柱(既製品)を設置、電子レンジなどを置けるようにしたとのことです。
三つ目は入居者が勉強できるデスク&収納です。サイドには全身鏡をかけられる場所を設けるそうです。
案2「かしこい空間の使い方」
キーワードは# 無駄空間ゼロ # 手ぶら入居 # 奈良女生の新生活 # 満足収納 # 木のぬくもり
忙しい入居予定の学生さんのために(ほぼ)手ぶらで入居可能なお部屋を提案されました。
そのため作り付け家具のアイデアとして、ロフトベッド、学習用の机、冷蔵庫の上に調理台と電子レンジなどが置ける棚、トイレにタンク隠しと棚が出されました。
ロフトベッドに上がるはしごの段を延長させて机を作って、省スペースで家具が設置できるようになっています。
また、ロフトの横にルーバーを設置し、そこに洗濯物の部屋干しや観葉植物などを吊るすなどで活用できるようにするとのこと。
ルーバーとは、羽板(はいた)と呼ばれる細長い板、または羽板状の部材を平行にいくつか並べたもののことです。よくあるのが格子を横にした目隠しのようなデザインのインテリアです。
玄関には既製品のシューズラックを設置。
クロスなどのカラーにはアクセントにグリーンを採用したいとのことでした。
両案を比較しながら話が進行
2グループそれぞれの案の発表が終わりました。
そこでまず先生からこんなお話が。
「できるものはできるが、できないものはできないで、あれもこれも・・・っていうのが1番中途半端な出来になると思う。できないものはすっぱり切ってもいいと思います」
もちろん一理あります。
このような意見もお聞きしながら、両者の案ですり合わせ可能な部分を探っていきます。
玄関にシューズラックを置くという案、冷蔵庫の上に調理台を設置するという案など、どちらのグループも、問題点として認識している部分が同じものもあるようですね。
シューズラックはどちらのグループでも必要とのことなので、ぜひ置きたいところ。ブーツを収納するのを我慢するなら、既存のシューズラックを探すほうが安い。
また、調理台が必要という点はどちらのグループも共通していますが、キャスターで引っ張りだせるような仕様で作成する1案と、板を引き出す形となっている2案と、その違いもおもしろいですね。
それから、トイレタンク隠しと言う意見も斬新です。
学生さんにトイレタンク隠しの設置は必要?と聞いてみました。
すると「いかにもトイレです、という生活感を隠すのに必要」とのこと。なるほど。
リフォーム担当者より、
「出していただいた案については、だいたいいくらぐらいになるのかを調べてきます」とのこと。そして
「ざっくり行くとロフトの方が金額が上がると思います」
やっぱりそうでしたか。予想はしていましたが。
見積もりの結果が出るのにおよそ10日ほどかかるので、わかり次第グループLINEで報告することを確認し、この日はお開きとなりました。
プレゼン報告会まとめ
今回のプレゼンでも、なかなか我々の視点では出てこなさそうなアイデアが出てきました。
これだから学生さんと一緒にお部屋を作るプロジェクトはやめられないと、毎年思います。
今回出された案は、リフォームスタッフの見積もりの回答をいただいたのち、あらためて案を練り上げていくことになります。
序盤で申し上げたように、「どちらの案がいい・悪い」ではなく、それぞれのいいところを取り入れたり、片方のアイデアにもう片方のアイデアをプラスするなど、話し合いを重ねながら、より素敵なお部屋を学生さんたちと一緒に作っていけるよう進めていきたいと思います。
次のレポートは見積もり後のミーティングになるでしょう。お楽しみに!
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