【2023年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第6弾】レポートvol.1 ~顔合わせ~
奈良女子大学の学生さんが手がけるお部屋づくり――『地域創生プロジェクト』が今年もスタートしました!
2017年に始まり第6弾となるこのプロジェクト。
レポート1回目の今回は学生の皆さまとプロジェクトを支えるメンバーとの初顔合わせの様子をお伝えします。
奈良女子大学ってどんな学校?「地域創生プロジェクト」とは?
奈良女子大学は、奈良市の中心部である近鉄奈良駅の北側・通称「きたまち」エリアにある国立大学です。
1908年の創立から数えると110年以上の歴史をもち、「男女共同参加社会をリードする人材の育成」を基本理念に掲げて女性の能力発現および情報発信に力を注いでいる由緒ある学び舎です。
文学部・理学部・生活環境学部・工学部と学部があるなかで、今回私たち『賃貸のマサキ』とコラボを行うのは生活環境学部の住環境学科を専攻されている学生さん。
住まいのインテリアから建築・都市・地域まで、質の高い生活空間の計画・設計・管理をするための技術を学ぶ学科です。
さて、今回のコラボ企画のタイトルは『奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト』。
2017年の企画立ち上げ以来コロナ禍で見送りとなった2020年を除いて毎年行われており、今年2023年で第6弾となります。
企画のコンセプトは「学生さん目線からのお部屋づくり」。
これまでもマンションのリノベーションや新築マンションの内装デザインを学生さんたちに知恵をしぼってアイデアを出し合って、手がけていただきました。
そして今年は、奈良女子大学すぐそばに来年2月完成予定の新築マンションの内装デザインを行ってもらいます。
女子大生のみを対象とした、全9室のお部屋がある賃貸住宅です。
また今回は初めての試みとして、シャーメゾンで有名な大手ハウスメーカーである「積水ハウス」さんにご協力いただくこととなりました。
積水ハウスさんが建てられるマンションの内装を、私たち『賃貸のマサキ』のサポートのもと奈良女子大学の学生さんに手がけていただくという形です。
毎年、私たち大人だけではなかなか考えつかないような「なるほど!」と思わせられる柔軟で素敵なアイデアが飛び出すこの企画。
今年はどうなることでしょうか。
それでは、プロジェクトスタート!
顔合わせレポート①自己紹介からスタート
4月某日、奈良女子大学の学生さんをはじめとするプロジェクトメンバーが一堂に会しました。
この日の目的は顔合わせということで、まずは自己紹介。
はじめにプロジェクトをサポートする『賃貸のマサキ』スタッフ3名からご挨拶させていただきました。
続いて積水ハウスの設計担当者さんのご挨拶。
学生さんたちとこうした試みをするのは初めてでドキドキするとおっしゃりつつも、「わからないことがあれば何でもお聞きください」と頼もしいお言葉をくださいました。よろしくお願いいたします。
そして、いよいよ本プロジェクトの主役である学生さんたちの自己紹介です。
今年は4回生の方が5名と大学院生の方が4名、そして住環境学科の先生を加えた計10名でお部屋づくりを進めていただきます。
院生の皆さんはいずれも過去にこの地域創生プロジェクトを1度もしくは2度経験された方々ということで、学生さんたちの意見のまとめ役として企画を引っ張っていってくださることでしょう。
いっぽう初参加となる4回生の皆さんは少し緊張気味の様子。
ですがそれもきっとこの企画に対する意気込みゆえのもの。期待大です!
顔合わせレポート②企画の趣旨・概要の説明
自己紹介が終わったところで、『賃貸のマサキ』スタッフより企画の趣旨をご説明させていただきました。
配布資料に真剣なまなざしで目を通す学生さんたち。
今回のプロジェクトの対象となるのは奈良女子大学の正門を出てすぐに建つ予定の新築マンションです。
立地をふまえて、入居対象者は女子大生に限定(奈良女子大生限定となる可能性もあります)。
今はまだ更地ですが、来年2024年の2月末には完成し、3月の上旬から入居がスタートする見込みとなっています。
マンションの外観についてはもうマンションのオーナー様と話が進んでおり、建物の色も確定。
学生さんたちには各お部屋の内装デザインをご提案いただくことになります。
資料によればお部屋はいずれもバス・トイレ別の1K(洋室+キッチン)で、ワンフロアにそれぞれ間取りの異なる3部屋があり、建物は3階建て。
つまり3タイプ計9部屋の内装を考える必要があります。
タイプやフロアごとに共通のデザインを使ってまとめてもいいし、全部屋を違ったデザインにしてもかまわないとのこと。
集合住宅としての統一感を重視するか各お部屋の個性を重視するか、こういった部分もセンスの見せどころですね。
当初は1階の3部屋のデザインについてはオーナー様の奥様に考えていただくことになっていたのですが、「若い女性が入る部屋なので、私の感性よりも若い女性の方に考えてもらったほうがいいのでは」とおっしゃられ、全部屋を学生さんが手がける運びとなりました。
今回のプロジェクトと学生さんの感性を信じてくださり、ありがとうございます。
当面のスケジュールとしては、7月上旬にまず1回目のプレゼンを行い、学生さんのアイデアを聞かせていただく予定となっています。
が、それに先んじて4月末~5月上旬までに「お部屋の建具」「フローリングの床」「キッチン・洗面台・トイレの収納扉」「バスルームのアクセントクロス」のデザインをまず決めていただくことになります。
非常にタイトなスケジュールですが、発注などの都合上ここは仕方のないところなのです。
もちろん、「何もかも好きにデザインしてください」ではとても収まるスケジュールではなく学生さんにも大きな負担を強いてしまいます。
そこで、積水ハウスさんのほうでメインとなる建具と床のデザインの組み合わせは7種類のバリエーションをすでにご用意いただいており、その中から学生さんに選んでもらう形になります。
また、収納扉やアクセントクロスについても、何通りかの中から学生さんが選べるようチョイスしていただいています。
とはいえ、ひとつのお部屋としてトータルで考えると組み合わせパターンはじつに多彩。
極端な話、壁の面ごとに違うデザインのクロスを貼ってもOKとのこと。
大きな姿見や飾り棚・玄関ホール用フックといった、過去にこのプロジェクトで学生さんからよく提案のあったアイテムも使えるよう、あらかじめ積水ハウスさんが準備してくださいました。
どのようなお部屋になるかとても楽しみですね。
顔合わせレポート③質疑応答タイム
企画概要のあと、積水ハウスの担当者さんから床やクロスのサンプルを使った説明をしていただきました。
やはり写真や印刷物だけで見るのとこうして実物を目にするのとでは、色の見えかたなどが違うものです。
サンプルは積水ハウスさんのオフィスやモデルルームのある工房でも見られるので、後日スケジュールを調整してそちらも見にいこうという話が出てきました。
そして、質疑応答タイムへ。
学生の皆さん、はじめのうちはやや遠慮がちでしたが、一人の学生さんから質問が挙がると「私も、私も」と続き、気づけば次々と質問が飛び交う流れに!
資料の内容やスケジュールについての確認から、コンセントの位置・照明の種類・窓ガラスのつくりなどお部屋の仕様の詳細について、そして内装デザインとして手がけることができる範囲についてまで。
質問は引っ切りなしに続き、いつの間にやら質疑応答が始まってから小一時間ほどが経過していました。
質問があったお部屋の仕様についていくつかこの場でもお伝えしておくと、3タイプのお部屋のうち2タイプはウォーキングクローゼットつき。
照明については、廊下などは暖かみのある電球色のダウンライトで、洋室は調光可能なシーリングライトが設置されるそうです。
また質疑応答のなかで、オーナー様が「長く愛され色んな人に住んでもらえるような明るくて落ち着くお部屋」を望んでおられるという話も出てきました。
ぜひそのような、住まわれる方にとって心地よい空間になればよいなと願うばかりです。
顔合わせレポート④ラストは相談タイム
質疑応答タイムが落ち着くと、今度は学生さんが床やクロスのサンプルを写真に収めたり、さっそく色の組み合わせを考えてみたりといった時間になりました。
皆さんあれこれ相談しながらどことなく楽しそうなご様子。
なかにはサンプルをiPhoneとAndroid端末で撮り比べてみて色味の違いを確認されている学生さんもおられました。すばらしいですね。
そして、最後に弊社『賃貸のマサキ』スタッフより「3タイプのうちどのお部屋に住みたいか」という質問を学生さんに投げかけさせていただきました。
詳細は明かせませんがなかなか面白い結果になりましたので、その結果がどのように反映されるかを楽しみにお待ちください。
本日の締めとして集合写真を撮影して、2時間近く続いた顔合わせは無事終了となりました。
学生の皆さんお疲れ様でした。今後ともよろしくお願いします!
第2回レポートもお楽しみに!
いかがでしたでしょうか?
毎年恒例となったこのプロジェクト、2023年も良きものになりそうな予感がお伝えできたのではないでしょうか。
とにかく初回から、学生の皆さんの熱意をひしひしと感じさせていただいた顔合わせでした。
その熱意をそのままお部屋づくりに活かしていけるよう、私たち『賃貸のマサキ』としても全力でサポートしていこうと思います。
本プロジェクトについては、また節目のタイミングで引き続きレポートさせていただきます。
学生さんたちの奮闘ぶりにどうかご期待ください!
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