【2024年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第7弾】レポートvol.1~顔合わせ~
学生さんとともに手掛けるお部屋作りのプロジェクト、「奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト2024」が今年もスタートしました。
早いものでこの企画を初めてもう7回目です。
ここ3年は新築マンションのデザインを手掛けてきましたが、今回は久しぶりに既存のマンションのリノベーションを手掛けることになりました。
これからしばらく不定期で、「奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト」2024年版のお部屋のリノベーションが完成するまでのレポートをお送りします。
第1回目の今回の記事は、プロジェクトメンバー初顔合わせの様子をレポートします。
奈良女子大学についてご紹介
奈良女子大学は、奈良市の中心部である近鉄奈良駅の北側・きたまちエリアにある国立大学です。
創立は1908(明治41)年。女子教員の養成を目的として設置された奈良女子高等師範学校が前身です。1949(昭和24)年に女子大学として発足、最高教育機関および学術研究機関として、社会の変化に柔軟に対応しながらも「社会における女性の知的自立と知的展開能力の獲得」を目指し、日々教育研究活動を行っています。
学部には文学部、理学部、生活環境学部、工学部、大学院には人間文化総合科学研究科があり、今夏のプロジェクトには生活環境学部住環境学科の学生さんにご参加いただいています。
賃貸のマサキは2017年より、賃貸の空室対策をきっかけに地方創生プロジェクトを立ち上げ、奈良女子大学の学生さんたちとともに、「学生さんが住んでみたいと思うお部屋作り」を進めてまいりました。
この企画も今年でもう7回目。過去には既築物件のリノベーションや新築物件の内装デザインを学生さんに手掛けていただき、毎年好評価をいただいております。
プロジェクトメンバーの自己紹介
6月某日、奈良女子大学にてプロジェクトメンバーの顔合わせを行いました。
この日のミッションは自己紹介のほか、今回手掛ける物件や企画内容に関する説明、今後の連絡のためのLINE交換などの予定。
まずは賃貸のマサキより、スタッフ4名の自己紹介。
近鉄奈良駅前店・店長の木原とリフォーム担当のスタッフ、WEB課のスタッフです。
今回は既存の部屋のリノベーションのため、弊社からはリフォーム担当のスタッフが参加しました。
奈良女子大学からは住環境学科の先生と、学生さん6名(大学院生1名、4回生5名)ご参加いただきました。
今年はこのメンバーでプロジェクトを進めていきます。
リノベーションする物件について
今回学生さんにデザインしていただく物件は、近鉄奈良駅付近にある学生さん向けの1Kの物件です。
3階建ての鉄骨造のマンション。
(設備:エアコン、フローリング、オートロック、CATV、冷蔵庫、給湯、IH調理器、光インターネット)
この春に4件退去があり、うち2件は新しい入居者が決まりましたが、2件は空室のままとなってしまいました。
学生向けの物件は春の新生活シーズンに入居が決まらなかった場合、次の春まで空室のままになるケースは少なくありません。
今回のように空室ができてしまうようなことはできるだけ避けるべしとし、今回手掛ける物件のオーナーさんも満室にしたいと考えておられます。
企画に関する説明・なぜ学生さんにアイデアを提案してほしいのか
物件説明の流れで、弊社よりそのまま企画の趣旨を説明しはじめました。
お部屋を満室にするにはどうしたらいいか。
それには家賃を下げるか、お部屋に付加価値をつけるという方法をとることになります。
これまで学生さんに新築物件のデザインや、既存物件のリノベーションを手掛けていただき、軒並み満室になってオーナーさんに喜んでもらっていると言う実績があるこのプロジェクトで、学生さんにアイデアを出してもらおうという話になりました。
今回の物件は入居者のほとんどが奈良女子大学か奈良県立大学の学生さんです。
ならば、これまでにも実績を上げてきたこのプロジェクトで、学生さんにデザインを考えていただけたら、という話になりました。
デザイン案ですが、壁紙ひとつとっても、普段ビジネスで物件を見ているものからすると白?グレー?結局無難な選択で落ち着いてしまいがちです。
過去のプロジェクトでも、学生さんのセレクトは斬新で、ピンクや黄色の壁紙のお部屋もありました。
自分が一人暮らしをするとなったら、こんな部屋に住みたいと思うようなアイディアを出してほしい。・・・という旨のお話をさせていただきました。
今回リノベーションする物件の対象は、物件の立地やこれまでの入居者の傾向を考えてもほぼ女子学生と考えられるとのことなので、そのつもりでデザインを考えていただいてOKのようです。
学生さんならではの、斬新なアイデアを期待します。
予算の壁はあるものの
とはいえ、リノベーションするにあたっては予算があります。
オーナーさんからお伺いしている予算は、20万〜30万円(材料費、施工費、クリーニング代等含む)です。
ここでよくあるのが、予算を気にしてせっかく浮かんだアイデアをボツにしてしまおうとすること。
学生さんたちにはこれは絶対に避けていただきたいことをお伝えしています。
「たくさんアイデアを出してもらって、その中でいいものを取り入れてやっていけるのがベストだと考えます。費用ばかり気にして「これは無理やろうなぁ」と思ってアイデアを出すのをためらうのでなく、ダメもとでもいったん出してほしい」
最終的にその案が通らなかったとしても、そういう意見があるということが、弊社としても勉強になります。
今後の進行について
今回は6人の学生さんに参加していただいていますので、3人×2チームでアイデアを出し合って案を練り上げていただきます。
その後のスケジュールはおおよそこんな感じになるでしょうとお話しました。
スケジュール
9月初旬:それぞれのグループでプレゼン案発表
10月上旬:修正含めて案をまとめ上げる
10月中旬:オーナーさんへの最終確認
10月下旬:図面完成
11月初旬:リノベーション工事開始
11月中旬:リノベーション完成(予定)
少しタイトかもしれませんが、ターゲットになると想定される奈良女子大学の学生さんは例年、物件を探し始めるのが早い傾向にあります。
2025年入居予定の方であれば2024年の秋から探し出すぐらいなので、できるだけ早く仕上げておきたい、という事情があります。
学生さんのアイデアも9月〜11月にはこのブログでお目見えできるかもしれませんね。
今回、学生さんたちに壁紙とクロスの見本をお預けすることになりました。
じっくり見ていただいて、ピンとくるものを選んでいただければ、と思います。
現地で内見
スケジュール確認の後、プロジェクト用のLINEグループを作り、連絡体制を作った後、このメンバーで物件の現地へと向かいました。
なんにせよまずは、物件を見ていただかないとアイデアが出しにくいでしょう。
大学から全員で徒歩移動。お天気のいい日でよかった!
ベランダの囲い部分が木でできているのがオシャレです。
内見開始。
現地でも学生さんたちは真剣な面持ちでスマホで写真撮影や計測をされています。
次回は少し開いてしまうことになりますが、学生さんのアイデアをまとめたプレゼン会の様子をレポートします。お楽しみに!
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