【2026年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第8弾】レポートvol.1 ~顔合わせ~

奈良女子大学の学生さんと一緒にお部屋づくりに取り組む「地域創生プロジェクト」が今年も動き出しました!
この企画も、もう8回目。これから不定期で、お部屋完成までの道のりをレポートしていきます。第1回目は、メンバー初顔合わせの様子をお送りします。
地域創生プロジェクトとは?

このプロジェクトは、賃貸の空室対策をきっかけに『賃貸のマサキ』が2017年に立ち上げた取り組みで、奈良女子大学にご協力いただき「学生さん目線からのお部屋づくり」を一緒に行っていく企画です。
これまでも既存物件をリノベーションしたり、新築マンションの内装デザインを手がけていただいたり、おかげさまで毎年ご好評をいただいてきました。
ご一緒させていただく奈良女子大学は、近鉄奈良駅の北側に広がる「きたまち」エリアにある国立大学です。
1908(明治41)年創立の奈良女子高等師範学校を前身とし、1949(昭和24)年に女子大学として発足した、120年近い歴史を持つ学校です。
今回のプロジェクトには、住環境を学ぶ大学生および大学院生の皆さんが参加してくださいました。
例年、私たち住まいのプロをびっくりさせてくれるような素晴らしいアイデアがたくさん出てくるこの企画。いよいよ今年もスタートです!
顔合わせ①プロジェクトメンバーの自己紹介

6月上旬、奈良女子大学の学生さん9名と先生、そして『賃貸のマサキ』スタッフが一堂に会しました。
まずは『賃貸のマサキ』より、スタッフの自己紹介から。
近鉄奈良駅前店課長・賃貸専門家:木原、WEBマネジメントリーダー・賃貸専門家:出口、リフォーム担当の藤田、そしてWEBマネジメント広報スタッフ1名という布陣です。

藤田「リフォームというのは大体『夢を考えてください』とよく言うんですけれども、『こうだったらいいな』というところからがスタートです。最終的にできるかできないかの話になりますが、まずはその夢を大切にしていただきたいなと思います」

出口「今年で8回目になりますが毎回学生さんたちの新しいアイデアが新鮮でどういった案が出てくるのか楽しみにしております。」
藤田・出口の言葉に、学生さんからは元気な「よろしくお願いします!」というお返事が返ってきました。

続いて学生さんたちの自己紹介です。
今回ご参加いただくのは、総勢9名。博士課程2年の方が1名、大学院2年の方が3名、大学院1年の方が1名、そして大学4回生の方が4名。初参加の方もいれば、2回目の参加という方もおられます。
なかには住宅設計のお仕事を3年されていた経験者の方や、ゼミに配属される前からこのプロジェクトが気になっていたという方も。なんとも頼もしい顔ぶれですね。
今年はこのメンバーでプロジェクトを進めていきます。
顔合わせ②リフォームする物件・企画について

木原から、今回学生さんにリフォームしていただく物件および企画についてご説明させていただきました。
今回学生さんにデザインしていただく物件は、『コーポあすなろ A』というアパートのワンルームのお部屋です。
奈良女子大学の南門から奈良県立大学のほうへ向かっていく道沿いにあります。
女性専用のアパートで、オートロック完備。同じ敷地内には大家さん(オーナー様)もお住まいです。
建物自体は築40年近く(1986年築)になり、現状は家賃・共益費・水道代を含めて3万円という条件で募集されています。
この物件、今年の4月が終わった段階でお部屋が埋まらず、現状も空室があります。
そうした事情を踏まえ、今回手掛けるお部屋をぜひ生まれ変わらせたいと考えています。
昨今、世界情勢が大きく変わっていくなかで、家賃をいつまでも下げ続けるわけにはいきません。リフォーム関係の単価も上がってきています。
「空室があるから家賃を下げましょう」というやり方は、もう時代に合っていないのではないか――そんなお話を、木原からオーナー様にいたしました。
そして今回、お部屋に手を加えて生まれ変わらせ、設備もデザインも一新したうえで、家賃のほうは「上げる」という方針に至ったのです。
このアパートは女性専用ではありますが、学生の方専用ではなく、学生さん以外の方も住まわれています。
ただ、学校も近くワンルームということもあり、今回は学生さんに向けたお部屋づくりをしていきましょう、というのがひとつの軸です。
また、時代に合わせてインターネット使い放題は必須だろうということ。
さらに、最初からいくつか家電をつけてはどうか、学生さん好みのお部屋にしてみてはどうか、といったご提案もオーナー様にさせていただきました。
もちろん、これらすべてにお金がかかります。
インターネット使い放題はランニングコストがかかりますし、家電を入れるにも初期投資が必要です。リフォーム自体にも当然費用がかかります。
設備を入れ替え、デザインも一新し、家賃を上げて建物を生まれ変わらせる――この方針について、ありがたいことにオーナー様の了承を得ることができました。
顔合わせ③予算について

とはいえ、オーナー様もボランティアでお部屋を貸しておられるわけではありませんので、家賃収益に対するリフォーム費用というものを考えなくてはなりません。
オーナー様との話し合いのなかで、リフォーム費用の上限は30万円を少し超えるぐらいで考えることになりました。
その範囲のなかでできるところを、学生の皆さんに考えていただきます。
ただし、「これはしてはいけない」という制約は特にありません。
藤田からの冒頭のご挨拶にあったように、いきなり枷をつけて考えるのではなく、「これをしたい」というアイデアを活発に出していただいて、そのなかでできること・できないことを精査していければと思います。
費用ばかりを気にして「これは無理だろうなぁ」とアイデアを出すのをためらってしまうのは、ぜひ避けていただきたいところです。最終的に通らなかった案でも、そういう意見があるということ自体が、弊社としても勉強になるのです。
予算についてある程度のイメージを学生の皆さんに持っていただくために、壁紙や床を貼り替えたらどのくらいの費用がかかるのか、藤田から物件の見取り図を用いつつ詳しくご説明もいたしました。
ただし、世界情勢の影響で7月から単価が上がるとのことながら、値上げ後の金額がまだ出てこないため、今回は現状の単価でのご説明となりました。
壁と床の貼り替えリフォームだけでは予算上限30万円には届かないと思われますので、他のリフォームを提案する余地はありそうです。
もちろん、今の床や壁のままでよいというのであればそれを残し、別の箇所のリフォームに予算を割いていただくのも良しです。
ちなみに、過去にこの企画で学生さんにご提案いただいたお部屋は、その1部屋が完成して終わりではなく、同じ物件の他のお部屋にも流用できるところは流用しています。
一昨年のプロジェクトでは、クロスの色を変えたり、収納の扉を変えたり、キッチン台を作ったり、トイレのクロスを変えたりといったリフォームをいたしましたが、オーナーさんが大変気に入ってくださり、もう1室をまったく同じように改装させていただくということがありました。
それを踏まえて、
「絶対ではありませんが、可能であれば他のお部屋にも流用しやすいものを、というところも少し意識していただけると嬉しいです」
と、木原から学生の皆さんに要望を付け加えさせていただきました。
顔合わせ④これからのスケジュールについて

続いて今後のスケジュールについてのお話しをいたしました。
今回は9名の学生さんにご参加いただいていますので、2つほど案を出していただく予定です。
その案を弊社がオーナー様のところへ金額とともにお持ちし、「どちらがいいですか」とご相談したうえで、まとめていく形になります。
進行としては、おおよそ次のような流れを目指しています。
9月上旬:学生さんによる2案のプレゼン発表
10月中旬:修正を経てオーナー様へ提出する案をまとめる
10月下旬:オーナー様の最終確認・内容決定
11月:リノベーション工事開始
年内:入居者募集再開
実は、このプロジェクトのためにお部屋の募集を一時的に止めています。
早く完了すれば募集も早く再開できますが、急いで適当に考えてはいけませんので、オーナーさんにもお時間をいただいています。
奈良女子大学を受験すると早くから決められた受験生の方や、親御さんがお部屋を見に来られる時期に間に合わせたいので、募集は年内には再開したいところです。
なお、最近少し不安なのが、「物が入ってこない」という点です。
以前なら壁紙も発注すれば翌日には届いていたのですが、今は注文してもすぐに入ってこない可能性があります。いったん決めても、もし入手できない品であれば代替品を考える、といった対応が必要になるかもしれません。
それも考慮に入れてのスケジュールとなっています。
ともかく、学生の皆さんには案を2つご用意いただいてプレゼンというのが当面の目標になります。
9月上旬というと夏休み真っ最中ではありますが、どうか頑張っていただきたいところです。
顔合わせ⑤質問タイム

説明のあとは、学生さんからの質問タイムです。
ある学生さんからは、お部屋に家電をつける提案について「どんなものがありますか」という質問が。エアコンは必須として、冷蔵庫と洗濯機を提案している旨をお伝えしました。
「お風呂場の位置を変えることは可能ですか」という質問もありました。物理的に不可能ではないのですが、それひとつだけで今回の予算が尽きてしまうため、現実的ではないとお答えしました。
「バルコニーの方角は?」という質問には、南向きであることをご説明。今回リフォームを手掛けるのはA棟で、窓を開けると少し離れたところにB棟、そしてオーナーさんのご自宅が見える景色になっています。
このほか、洗面台などの水道を昔ながらのツーハンドルから1つのレバーに替える費用についてのご質問もありました。
初回から具体的な質問が多くあり、驚くとともに、今後への期待がふくらみます。
逆に木原からも、学生さんに質問してみました。
「最初からお部屋にあったらいいのにと思う家電は何ですか?」
すると、「冷蔵庫はサイズにこだわりがある人もいるので、洗濯機がマストかな」「電子レンジがあったら強いかも」といった声が。
「大きいものは(自分で買うと)入居時も退去時も扱いに困る部分があるので、洗濯機と冷蔵庫は(お部屋に最初から)欲しい」というご意見もあり、どれか1つのみを選ぶならば洗濯機が圧倒的多数派の模様でした。
現状オーナー様には洗濯機と冷蔵庫の2つを置くことを提案していますが、これも価格高騰の関係で1つだけしか実現できない可能性もあるので、貴重なご意見をいただけました。
いざ現地見学へ

ひととおりの説明と質問タイムを終えたあとは、いよいよ現地、リフォームする物件へ。



学生さん全員で、お部屋を隅々まで見学していただきました。
なんにせよ、まずは物件を見ていただかないとアイデアも出しにくいものです。
現地では皆さん、あちこちを真剣な面持ちで見て、写真撮影を行われていました。
第2回レポートもお楽しみに!

いかがでしたでしょうか。
2年ぶりの当プロジェクト、このレポートで企画および学生さんの様子についてしっかりとお伝えできたでしょうか。
実務経験がすでにある方がおられたり、受け答えに高い熱意が感じられたり、具体的な質問が出てきたり――学生の皆さんの頼もしい様子を見させていただいて、「ああ、今年もよい企画になるな」と、予感というよりも確信に近い気持ちが湧きあがってきた、そんな初回顔合わせでした。
もちろん、私たち『賃貸のマサキ』は、プロとして大人として、プロジェクト終了まで学生の皆さんをばっちり支えていきたいと思います。
ではまた、次回のレポートにご期待ください!
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