【多様性のお部屋】天理大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクトsince2024 vol.4!リフォーム案プレゼンテーション
天理大学の学生さんにマンションの一室をプロデュースいただく企画「天理大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト」、順調に進行し、いよいよリフォーム案を出そう!という段階になりました。
ところが…学生さんたちは、ある場所のリフォーム案について悩んでいるようです。
今回は、学生さんたちがどんなところで、どんな風に悩んでいたのかをこの記事でご一緒に体感いただけると幸いです。
リフォーム案に悩む
今回のミーティングは、賃貸のマサキ天理駅前店にて行われました。
読者の皆さんはまず最初に、今回リノベーションする予定物件の間取りを再度確認。
ミーティング開始。
まずは学生さんが考えたリフォーム案について説明していただきました。
・玄関の下駄箱に鏡を設置したい。
・洗濯機の上のスペースに洗剤等の置ける棚を作りたい。
・室内干しを設置したい。
ここまでは課題としてはっきりしていました。
学生さんたちが悩んでいたのは、居室に設置されているクローゼット。
棚板と扉が中途半端な印象だった、あのクローゼットです。
学生さん曰く
「収納スペースを1つなくして、何かすごいものに変えたいけど、どうしたらいいかわからない。私たちとしては、このクローゼットを斬新なものに変えてみたい。でも斬新なものがどんなものかわからない。斬新なものにしたとしても、入居希望者の方にそれがいいと思ってもらえるのかわからない。」
そこで悩んでいる、とのこと。
収納スペースは必要、なのだけど
そこで、収納スペースに関して確認。
・収納スペース自体は必要なので、欲しい(机にしようかという案も出たのですが、お部屋の見えるところに置きたくないものを入れるスペースは必要、という結論に)
・クローゼットにある真ん中の棚は、いらない。
ここまでの意見は一致しています。
だけど…どんなリフォームにするかがまだ見えない。
ちなみに、前回の新築物件見学会で見たようなクローゼットと同じようなものをここで作ろうとした場合、24万円ぐらいかかるとのこと。
煮詰まる。
こうなったら、まずは一度、現場に見に行くに限ります。
幸い、お部屋を見に行くことは可能なので、もう一度物件を見に行くことにしよう。
と、いうことでさっそく車を手配、リフォーム予定の物件を再度見に行くことにしました。
学生さんたちのホントの悩みは
でも、よくよくお話を聞いてみると、学生さんたちが本当に悩んでいたのは単純にクローゼットのリフォーム内容のネタが浮かばない…ということではありませんでした。
実はクローゼットの話の時に、色味をどうするか、という話もしていました。
「色味はどんなふうにしたいかイメージありますか?」(クローゼットの)奥に差し色みたいなのが入れられたら、気分が変わっていいかなぁと思います」
という話を振ったところ、学生さんからこんな話が。
「お部屋を作る側からしたらあれこれ考えるけれども、お部屋を借りる人からしたらどう思うのかと考えるとなかなかやりづらいと考えてしまいます。選んでもらうのかなとか」
自分軸ではなくて、相手軸、いわゆるクライアント目線で考えようとしていたようですね。
とても大事なところで悩んでくれていたようです。
確かに、これはとてもむずかしい問題です。一方で、万人に受け入れられるお部屋を追求すると「学生さん目線でデザインした斬新なお部屋」のコンセプトから外れてしまう可能性も。
そこで、お話しさせていただいたのは
「中古が新築のようにキレイになったのを喜ばない人はいないと思う。例えば色が黒だったら嫌がる人もいるし、赤だったら嫌がる人もいる。でもそこまで寄り添ってしまうと、確かに失敗はなくなるけど、大当たりも減ってしまう。そこは思ったようにやってもいいと思う」
「コストの話をすると、部品関係については遊びを入れるとコストもかかるのでなかなかできないけれど、色味で遊んでも、クロスの金額的にはそんなに変わらないので、おもしろい色味にしてくれても大丈夫。どうせ張り替えるのだから。むしろ黄色とかでもいいと思う」(←ここで黄色と言う話をしたからか、以後、学生さんたちの間で黄色ネタがさく裂します)
ちなみに過去を振り返っても、学生さんたちが斬新なデザインをプロデュースしても、ほぼ毎年すぐに入居者が決まっていたので、「選ばれなかったら」という心配は杞憂だと思います。
そんな見本を見ていただきました。
【リフォーム案追加】
・クローゼットの奥の色味を変える。
ふたたび内見
もう一度リフォーム予定のお部屋にやってきました。
まずは最大の課題、クローゼットから。
現地で確認した結果、やはり真ん中の棚はいらないという結論に。
とすると、扉は必ず必要になってきます。扉なしのツーツーな状態になったら不格好かもしれません。
今から決めておく内容は、クローゼットの奥とお部屋の壁の色味。
その場で話し合ってもらいました。
「見えないから派手にしようか。黄色とか(笑)」
「淡めの黄色ならアリかも」
「友達の家のクローゼット、紫色やった。で、外側がグレー。めっちゃきれいやった」
「グレーもいいね」
「2色使いの対比表現もいいね。紺と黄色、オレンジでも」
さまざまな案が出てきましたが、きっちり決めるのはもう少し後でいいので、何パターンか考えてもらうことになりました。
スタッフ側はとりあえず、クロスの種類がある程度決められたところで見積もりを依頼します。
室内干しについて
もうひとつ、これまで何度も話し合われていた室内干しについても、現地で窓側をチェックしながら話し合いました。
前回の内見の時「室内干し、いるかなぁ?」と言っていた学生さんもいましたが、話し合った結果「室内干しは必要」という結論に至りました。
そこで、どんな室内干しがいいのか、という話になりますが、
「取り外しのできるものがいい」とのこと。さらに、吊るして干すタイプのものが5000円ぐらいでみつかると。こちらは話が早そうですね。
ひとつ問題は、壁が薄い場合、設置ができないこと。
だいたいの「理想的な場所」のあたりをつけ、あとは設置が可能な「壁のしっかりした場所」を探しつつ、設置場所を決めていこう、ということで落ち着きました。
まとめ
ミーティングの時は「どうしよう」と悩んでいた学生さんたちも、「だいぶ想像がついてきた」と前向きに。
あとはクローゼットや壁、床の色味についてまたしばらく、楽しく話し合うことでしょう。
今回は悩んだり煮詰まったりしたところもありましたが、なんとか突破口ができたようです。よかった。
次回は今回話し合ったリフォーム案を行います。
ホントに黄色にするのかな?楽しみに待つこととしましょうか。
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