【多様性のお部屋】天理大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクトsince2024 vol.2!リフォーム物件の内見へ
天理大学の学生さんにマンションの一室をプロデュースいただく企画「天理大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト」が始動しました。
今回はプロジェクトメンバーで、リノベーションする予定の物件を内見するため、現地に行ってきました。
バス・トイレ別の1Kマンション
今回リノベーションする予定の物件は、天理大学体育学部キャンパスに近いマンションの1Kの一室です。
バストイレ別、7.5畳の居室に押入一間程度の大きさの収納があるお部屋です。
エアコン・照明つき、モニター付きインターホン設置、洗濯機置き場が室内にある・・・という特徴をもつ物件で、弊社でも人気の高いタイプの物件ともいえます。
お部屋は2階とのこと。プロジェクトメンバーでお部屋に向かいます。
にぎやかながらも気になる点はしっかりチェック
お部屋に入ると、学生さんたちはまず浴室からチェック。
そのようすはまさににぎやかと言うか・・・。若さがまぶしい・・・。
ですが皆さん、ミッション「現状のお部屋の課題を見つけ、どう変更したいかを考える」に向けてのお部屋チェックはしっかりこなしています。
浴室、キッチン、洗濯機置き場などを確認。
「浴室にシャンプーやリンスを置く棚があれば・・・」
キッチン下の棚を見ながら「ここにフライパンおくことになるのかなぁ」など、短い時間にたくさんの案が登場しました。
最初にチェックしたのがキッチンなどの水回りだったことから、機能性に注目した意見が多かったのでスタッフより「デザインや色味など、さまざまな角度から考えてみてください」とアドバイスさせていただきました。
今回の物件は大学の近くにあるマンションですが、学生さんだけではなく社会人の方も入居される可能性の高い物件でもあります。
そして今年のテーマは「多様性」。
色味を変えるだけでもさまざまな人にアプローチできるデザインになりえます。
また、白を使うにしてもどこに(例・床?壁?)どんなふうに(壁に別の色と組み合わせて使うのもアリ)、どの白を使うかなどのアイデアもぜひ出してほしいところ。
「こんなんおしゃれじゃない?」
「これかわいいやん」
そんな意見もどんどん出してほしいですね、というお話もさせていただきました。
このお話がいいきっかけになってくれたのかもしれませんが、その後も学生さんの間でさまざまな提案が出てきました。
「床はフローリングのままのほうがいいよね。拭きやすいから」
「キッチン周りの壁紙は汚れが目立たないようなやつにしたいなぁ。クリーム色やオレンジ系?」
と、ここで不意に
「壁の素材でフローリングみたいな拭きやすい素材ってあるんですか?」という質問がきました。
アイデアを出しながら、こういう質問がきて、回答次第でさらにアイデアが発展するので、こういう話の展開になるのはとてもいいですね。
ちなみに上記の質問についての回答は「あります」です。
ただ、ちょっと”いい素材”なので、リノベーション内容と予算の割り振り次第になるかも、・・・というお話をさせていただきました。
室内物干し、いる?いらない?
いよいよ居室に入ります。
入ったとたん、学生の皆さんの目を引いたのは、壁に取り付けられているカーテンレールのようなもの。
学生さんたちが不思議そうに見ている様子が伺えますがこれはピクチャーレール。
その名の通り絵やタペストリー(布系の飾り)、時計やカレンダーなどを吊るして飾るものです。
先の写真にちらっと写りこんでいましたが、ジュースの差し入れがありました。わーい。
各自好きな飲み物を選んでもらったあと、ふたたび本題へ。
ピクチャーレールから派生して、室内物干しの話題になりました。
「室内物干し、いる?」
「室内の物干しまでいらんのとちゃう?」
「いるやろう。怖いから」
「雨が降った時にもいるやろうな」
実は今回プロジェクトメンバーに参加してくれている学生さん4人中、一人暮らし経験者は1人、自宅通学の方が3人となっていました。
そのためかもしれませんが、まだ一人暮らしのリアルな面についてはピンとこない部分があったようです。
そこでスタッフよりこんな話をさせていただきました。
女子の一人暮らしの場合、洗濯は自分でするけど、外に干すのは嫌だという人は少なくありません。
他の物件ではベランダの物干しざお部分が下の方についている場合があります。
上の方に干したほうが洗濯ものがよく乾くのになぜ?と思うでしょ?これは外から見えないようにするためなんです。
学生さんたち、なるほどという感じで聞いてくださいました。
ちなみに室内物干しは数千円で入手可能なので、アイデアのひとつとして入れるのもアリだと思いますが、その後のミーティングでどうするか、学生さんたちで決めてくれるでしょう。
クローゼットの扉と棚、どうしたい?
そして、おそらく今回一番論議になりそうだと思った、居室内のクローゼットの話題に入りました。
天袋部分と、真ん中にポールのついたクローゼット部分、下の物入れ部分の3つに分かれたクローゼット。
室内のクローゼットはほぼ毎年、このプロジェクトでは何らかの手を加えています。
ある意味、知恵とセンスの見せどころとも言えるポイントかもしれません。
「下の物入れが中途半端な感じがする」
「下の扉を外して棚部分を上げる?」
「いっそ下部分取り払ってクローゼットにしちゃう?」
「真ん中の扉部分はずしてあるのは(扉があると)使いにくかったからなんか」
「でも中身は隠したいなぁ」
いろいろ意見が出る中、課題ははっきりしてきたよう。
・扉はいらないけど隠したい
・棚の高さを変えたい
この課題をどうクリアするか・・・学生さんが出してくるアイデアを楽しみにしておきましょう。
キッチンや室内干し、クローゼット以外のところではこんな意見も出ました。
「天井だけ、暗めの青色系にすると落ち着くらしい」
たくさんの意見が出ました。そして課題もはっきりしてきました。
次はこれらをブラッシュアップして、意見をまとめる段階に入ります。
まとめ!次回レポートもお楽しみに!
今回の内見はまるで、にぎやかな女子会、という感じで始まりました。
しかし、そんな中でも見るべきところはしっかり見て、課題を発見・抽出し、アイデアにつなげられるよう、聞くべきこともきちんと聞いてくれたので、とても有意義な内見会になりました。
今回出された課題をどうクリアしようと考えてくるのか、楽しみです。
次回は学生さんと最新の壁紙や設備を実際に見学へ行きます。
では次回に!
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