【物価高騰に対する賃貸住宅の付加価値】天理大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト2025 レポートvol.1~キックオフミーティング~

天理大学の学生さん達に、力を合わせてお部屋づくりをしていただくプロジェクト――
恒例のコラボ企画「地域創生プロジェクト」が2025年もスタートしました。
レポート第1回目は、プロジェクトに関わるメンバーの顔合わせの模様をお伝えいたします。
今年で第8弾となるコラボ企画!

天理大学は今年2025年で創立100周年という歴史をもつ私立大学。
スポーツの名門として有名ですが、その理念として他社への献身や相互扶助・地域社会への貢献を大切にし、実践されている学校でもあります。
そんな天理大学と我々『賃貸のマサキ』がタッグを組み、学生さん目線でのお部屋づくり(リフォーム)によって地域を盛り上げていく「地域創生プロジェクト」。
インターンシップとして2017年から始まったこのプロジェクトも、今回でいよいよ第8弾となります。
「幸せの舞いこむお部屋」「SDGsを取り入れたお部屋」「多様性のお部屋」など、毎年さまざまなテーマで行われてきたコラボ企画。
今年はどのような学生さん達が、どのようなテーマに取り組むことになるのでしょうか。
さっそく、キックオフミーティングの様子を覗いてみましょう!
顔合わせレポート①冒頭あいさつ・企画説明

「どうぞよろしくお願いいたします。正木商事株式会社様とのインターンシップで例年行っております『地域創生プロジェクト』。キックオフミーティングを実施させていただきたいと思います」
去る6月某日、プロジェクトに関わるメンバーが一堂に会しました。
司会進行を務めてくださるのは、天理大学・人文学部社会福祉学科の北垣先生。
例年このプロジェクトでお世話になっております。

天理大学からは人文学部心理学科および社会福祉学科の学生さん4名と、北垣先生ら教員2名。
そしてキャリア支援課の方に本日ご出席いただきました。

『賃貸のマサキ』からは天理市賃貸専門家の古川、同じく天理大学賃貸専門家の吉田が同席させていただきました。
まず、弊社吉田より企画テーマの発表および概要の説明から。

「今年は社会情勢的にもいろんなものが値上がりしたり、米がなくなったり、大変な一年のスタートをしてるかなと思うんですけれども」
そんななかで設定した今年のテーマは『物価高騰に対する賃貸住宅の付加価値』。
「すごい難しいテーマになっちゃったんですけど、自分たちなりで解釈してもらったら全然大丈夫です。要するに家賃を出す、その家賃に見合った付加価値をつけられるような家を提案してもらえたらなというような思いでこのテーマをつくっております」
付加価値を考えるうえでとくに重要になるのが「入居者のアクセシビリティ」。
老若男女問わず、誰が使っても使いやすいお部屋づくりを意識してもらえたら、とのことでした。
今回リフォームの対象になる物件は、天理市別所町にある「シャーウッド」という賃貸住宅。
大学生の方が多く住まわれており、もしかしたら今回プロジェクトに携わる学生さんのご友人も住んでいるかもしれない、そんな物件です。
1986年に建てられ、およそ築40年。
そのワンルーム1室を4人の手で生まれ変わらせていただきます。
リフォームの予算は40万円~50万円。
この中には最初にお部屋をきれいにする原状回復費用も含まれるため、学生のみなさんにまずリフォーム案を出していただいて、原状回復後に残った予算と照らし合わせつつ、できることとできないことを選定していくという流れになります。
学生さん達に「さあリフォームしてください」と言っても、何をどうすればよいのか考えるのは簡単なことではありません。
そこで、吉田より「どうリフォームすればよいのか」の軸を3つ、提案させていただきました。
①テーマに沿った、洋室の床、壁等の色調変更
②使いやすい収納デザイン、下駄箱の変更
③入居者のアクセシビリティを考えた仕様変更(例:お風呂場に手すりをつける など)
テーマとこれらの軸に沿って、学生さん4名のなかで1人をリーダーとしつつ、みなさんで意見を出し合って進めていただくことになります。
スケジュールは6月から12月の約半年間。
インターンシップということで、みなさんが専攻しておられる心理学や社会福祉学の内容と絡めた研究レポートの提出もしていただきます。

「みなさんの自由な発想に本当に期待しています。できる限りのサポートはしますので、一緒に頑張っていけたらと思います。よろしくお願いします」
弊社吉田の言葉。
学生さんのみならず、我々『賃貸のマサキ』スタッフも頑張るコラボ企画、今年も楽しみです。
顔合わせレポート②自己紹介タイム
企画に関する説明がひと段落したところで、自己紹介タイムとなりました。
まずは企画の主役・学生さん4名から。

人文学部社会福祉学科1年次生の矢野さん。
緊張されていましたが、「がんばります」と心強いお言葉をいただきました。

人文学部社会福祉学科1年次生の宮本さん。
こうしたプロジェクトへの参加経験はなく、非常に楽しみだそうです。

人文学部心理学科1年次生の青山さん。
単位がもらえるというのもあって「やる気はもりもりある」とのこと。

人文学部心理学科1年次生の宇堂さん。
こちらもやる気十分のご様子でした。
とても頼もしいメンバーですね。
続いて大学の教員の方、キャリア支援課の方のご紹介があり、弊社『賃貸のマサキ』スタッフの自己紹介へ。

「天理大学賃貸専門家の吉田と申します」
吉田はこの地域創生プロジェクト立ち上げの時からずっと、学生さん達をサポートし続けてきました。
「みなさんも緊張しますけれども、僕も緊張しています」とのことでしたが、
「みなさんが心配しなくても、思うようにしていただいたら必ず僕らのほうで形にするので。心配なく楽しんで参加してもらえたらと思います。これから半年間よろしくお願いいたします」
学生のみなさんの自由な発想があってこそ、企画は良きものになる。
企画を長年見てきた立場として、それが身に染みているからの言葉ですね。

「天理市賃貸専門家の古川と申します」
古川は天理駅前店の店長を務めつつ、天理市賃貸専門家として豊富な知識でお客様とお部屋を繋げさせていただいております。
「今回みなさんにしていただくのは、家主さんの立ち位置に近いのかなと思うんです。予算内でスケジュールに合わせて、テーマに沿って作っていただくということになるんですけども。そのテーマをいかにどれだけ深掘りできるかっていうところが今回大事なところかなと思います」
テーマについての深掘り。
そのためには、テーマについてどれだけ普段の生活のなかで意識ができるか。
そこが大切だという話を、古川からはさせていただきました。
テーマを頭の片隅に置いて過ごすことによって、日常的に見るものや触れるもののなかにも、テーマに繋がるヒントが見つかるかもしれないということですね。

自己紹介が終わったところで、弊社吉田と古川の名刺を学生のみなさんにお渡しさせていただきました。
これも貴重な社会勉強の機会ということで、各自名刺の受け取り方を調べて来られたとか。

みなさん、様になっておられますね!
ちなみに受け取り方についてどんなことを調べてきたのか、と北垣先生。
相手の名前を隠さないように
・「頂戴いたします」と添える
・受け取ったあとすぐしまわない
・受け取ったら胸のあたりで持っておく……
などなど、次々とスムーズに答える学生さん達に、「僕はそこまできっちりできないかもしれないです」と吉田。
「すごく目をしっかりと見て受け取っていらっしゃったので、たぶん意識されてたんじゃないかな」と、古川も感心の様子でした。
「ひとつひとつの細かい振る舞いが、相手との信頼関係を築くことにつながっていったりするので、そういったこと、いわゆるマナーを身に付けていってもらえたらなと思います」
北垣先生のお言葉どおり、マナーを身につけることは重要。
このインターンシップに関わるあらゆる時間が、ちょっとした瞬間であっても、学生さんにとって有益な学びになればと願うばかりです。
顔合わせレポート③もろもろ話し合い&締めのお言葉

次に全体で集まるのは、リフォーム対象となるお部屋の内見。
そのスケジュールについて軽く話し合ったのち、学生さんのリーダー決めが行われました。
LINEのあみだくじ機能を使った結果、矢野さんがリーダーに。
4名のまとめ役、お願いします!
最後に、北垣先生から締めのお言葉が。

「みなさん今日、報告書のレポート用紙まとめていただかないといけないんですけど。毎年必ず書かれていることがあるんです。それが何かというと、マサキさんと顔を合わせたときに、みなさんがすごく歓迎というか、すごく受け容れてくださっているということが毎年書いてあるんですね。対人援助の勉強をするなかで、『受け容れる』っていうことを言葉で理解するだけじゃなくて、雰囲気とか振る舞いとか相手に伝わるように示さないといけないんですけど、そういう意味ではマサキさんのインターではそういうことも学ばせていただける機会になっているのかなと思います」
「すごく皆さん温かく受け入れてくださって、本当に大船にのった気持ちで取り組めるんじゃないかなと思います」
「本当に半年間、どうぞよろしくお願いいたします。」
なんとも嬉しいお言葉、ありがとうございます。
こちらこそ半年間どうぞよろしくお願いいたします。

これにてキックオフミーティングは無事終了。
みなさん、今日のところはお疲れ様でした!
レポート第2回目にもご期待ください!

天理大学コラボプロジェクト第8弾、レポート1回目はいかがでしたでしょうか。
なかなか消化の難しいテーマだなと思いましたが、このメンバーならば上手いことやってくださるだろうと安心と頼もしさを感じた1日でした。
次回、リフォーム対象のお部屋を実際に見ることで、みなさんがどのようなイマジネーションを膨らませてくださるのか、期待大ですね。
では、また次のレポートでお会いしましょう。
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