天理市内で賃貸住宅の空室問題を打破すべく始まったこの企画も今年で5回目となります。早いものですね。
「天理大学×賃貸のマサキ 学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト」第2回目の今回は、リフォーム予定の物件の内見に行きました。
やってきたのは今回、リニューアルするお部屋がある、天理市田井庄町のヴィラあざみというマンションです。
幸い、天候に恵まれましたので日当たりや風通しなどもチェックできますね。
「学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト」
このプロジェクトについて軽くおさらいします。
「天理大学×賃貸のマサキ 学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト」は天理大学のインターンシップの一環として行われています。
その名のとおり、学生さんに「どんなお部屋に住みたいか」についてさまざまな視点から考えていただき、既存の物件をリニューアルするという企画です。
物件リニューアル案については毎年何らかのテーマを設け、それに沿ったお部屋はどんなお部屋かを予算も考慮に入れつつ学生さんたちに考えていただき、学生さんたちが住みたくなるお部屋を作っていきます。
2022年のテーマは「持続可能なお部屋」となっています。
さぁ、どんなお部屋ができるのか?楽しみですね!
内見の様子
物件の間取りはこんな感じです。
天理駅からも近く、天理大学体育学部キャンパスの目の前でもあり、通学に便利な立地です。
学生さんの一人暮らしにちょうどよさそうな広さと間取りです。
さて、それでは内見スタートです。
写真からもわかるように、南向きで明るいお部屋です。
このお部屋には最初から室内物干しがついていたようですね。
阿部よりリフォームのアイデアを出すにあたってのアドバイス。
そう、こちらのスタッフは2019年に社員教育の一環で行なった、【奈良初の○○な賃貸住宅】プロジェクトにて同様のリフォーム案を考えたり、実際にリフォーム工事に参加したりと言ったことを経験しています。
https://www.chinmasa.com/blog/entry-158522/
このお部屋の収納スペースがこちらです。
一般的な押し入れだとふすまを開けると上下を分ける仕切りが見えますが、この収納は仕切りに合わせて引き戸が設置されています。
内見の際にやっておくといいことのひとつに、採寸があります。
が・・・
メジャー忘れた・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
と、思っていたら・・・実はiPhoneってカメラ機能を使って採寸ができるんですね!
iPhone標準で「計測」というアプリが入っているんです。これはすごい!
吉田が計測してみました。
このあと、メジャーが届くのですが、メジャーで測りなおした数値とiPhoneで計測した数値、大きな差はありませんでした。
iPhoneの皆様、もうメジャーを持ち歩かなくても大丈夫ですよ♪
ただ、内見前にアプリの使い方を予習しておいたほうが、なおスムーズに採寸がすすめられます。
学生さん、壁をチェック中。
今回は、壁紙も選んでもらいます。
この時、阿部より「予算も考慮しながら床と壁をトータルコーディネートする壁紙の選び方」をレクチャーしてもらいました。なるほど、そんなテがあるのか!
これは撮影中か、計測中か?
阿部よりさらに
「このへん(どのへんかは・・・内緒)の昭和っぽいところも変えてもらっていいよ」
玄関の収納もチェック。
キッチンの収納も使えそう♪
学生さん「最近キッチンのモノが増えてきたから収納するところがあるとうれしいかも」
そうそう、そういう意見をぜひ出してくださいっ!
実はこの時、「いっそこの冷蔵庫、撤去するのもありやで~」なんて話も出てきました。
浴室兼トイレ。
今回の物件は風呂トイレが一緒になっているタイプなのです。
やっとメジャー到着!
この様子だと、収納に関するアイデアが何かしら出てくるかもしれませんね。
これは楽しみかも♪
内見中、リフォーム前の物件は電気が通っていないので、暑い!
ということで吉田より飲み物を差し入れがありました。ありがとう!
室内だけでなく、周辺環境もばっちりチェック。
一応、30分程度の内見が終わりました。
この内見で学生さんたちなりに、さまざまな課題ができてきたことだろうと思います。
では、一度お店に戻って、過去のプロジェクトでどんな意見が出たか、どんなお部屋が出来上がったのかなどの資料を見ながら、アイデアを育てる作業に入ります。
お店に戻りました。アイデアの種に水をやる
内見メンバーの水分補給も無事行われましたので(笑)、今度は芽生えつつあるアイデアの種に水をやることとしましょうか。
・・・ということで、過去のプロジェクトの取り組みについて書かれた記事が、賃貸のマサキの冊子に掲載していたのでバックナンバーを読み、研究を。
「あ、この人知ってる!」なんて話も飛び出しながら。
過去のプロジェクトの記録を見ながらだと、当時のことを思い出しながら話ができるのでスタッフよりこんな話も出てきました。
「やりたいと思ったことが、コストがかかるためできないと思うこともあるかもしれないけれど、実はそれもやり方次第なんです。
たとえば、業者に頼めば10万円かかるアイデアも、IKEAで材料を買ってきて自分たちで設置すれば5万円ですむかもしれません。そういうコストダウンの方法もアリです。」
過去のプロジェクトでも、ステンドグラスを作るとか、円形のドアをつけようなんてアイデアが出てきたこともありました(笑)
自由な発想を聴かせてほしいです、というお話をさせていただき、次回の予定についてお話してこの日は解散いたしました。
おわりに
今回は内見と、賃貸のマサキ天理店の店内でアイデアの参考になりそうな資料をじっくり研究しました。
まだお二人とも・・・おとなしい?
これからばんばん意見を言ってくれるようになるのを待ってます。
次回、レポできるのはSDGsについて理解を深める様子になりそうです。
このプロジェクトがおもしろくなるのは・・・ここからですよ♪
では、次回をお楽しみに。
【2022年天理大学生×賃貸のマサキ お部屋プロジェクト第5弾】記事一覧
2022年天理大学・学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト第5弾【1】キックオフミーティング
2022年天理大学・学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト第5弾【2】物件の内見
2022年天理大学・学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト第5弾【3】SDGs勉強会
2022年天理大学・学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト第5弾【4】リフォーム案プレゼンテーション
2022年天理大学・学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト第5弾【5】リフォーム作業編
2022年天理大学・学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト第5弾【6】最終報告会編