今回はリフォームを手掛ける物件の内見を行ないました。
前回記事にも書きましたが少しおさらいをしますね。
今回手掛ける物件は近鉄前栽駅近くにある単身者・学生向けのレディースマンションです。
学生さんの視点で「こんなお部屋に住みたい」と思える魅力的なポイントを加えて価値をアップ、これまでの家賃+3000円にできる物件にしたいと考えています。
学生さんたちには
・キッチン、天井、洋室の床、壁を癒しの色彩に
→せっかくだからキッチンの色を変えようか(吉田より提案)
・収納の活用:今ある収納をよりよく活用する方法
・テーマに沿ったアクセントポイント
→“癒し”のアクセントになる何かを考えてほしい
といったポイントを提案しています。
内見のようす
■キッチンの色
リフォーム前のキッチンはこんな感じ。
キッチンの上部棚を確認しつつ、課題にある色みについてもお話。
「みどり・・?」
「いや、まっきっきはどう?」
■収納については白熱した話し合いが
この物件にはキッチン側に1か所、洋間の奥に1か所、合計2か所の収納があります。
これはキッチン側の収納。
こちらが洋間の奥の収納になります。
「収納がなー・・・狭いな」
「2個続けてだと何でも入るんだけど」
「このタイプの収納は使いづらいよねー」
少なくともこの時点では、「収納は改善の余地あり」ということで意見が一致したようすです。
■収納横の謎のスペース
このスペースのことです。
「この空間が気になるなぁ」
収納とキッチンの間にあるスペースなので、冷蔵庫スペースであろうと推測。
とすると・・・
「冷蔵庫ってこのスペースに入るん?」
という疑問も湧いてきます。
■余談
「なーなー、窓ステンドグラスにしていい?癒しの空間として」
「予算がなぁ・・・ダイソーで調達する?」
「・・・」
ちょっとひと息・休憩タイム
吉田より学生さんたちにジュースの差し入れがあり、ちょっと休憩タイムです。
全部違う種類の飲み物・・・取り合いタイムか?
いえいえ、円満解決です(笑)
休憩中ではありますが、せっかくの貴重な時間なので今後のリフォーム案を考える際にヒントになる話をしました。
・「好き」や「自分だったらこういうのがほしいから、こんなのがあればいいなぁ」という考え方からはいったらやりやすい。
→これっとても大事。もともとこのプロジェクトが始まった動機の一つとして、「学生さんがほしいと思う部屋」を提案しようというところから始まっているのですから。
・でも予算という縛りもある。例えばキッチンの入れ替えやお風呂の入れ替え、ドアの入れ替えは予算上けっこうしんどい。キッチンの入れ替えはさほど高くないので可能だけど、寸法選びも難しい。
→先ほど、冷蔵庫スペースの話も出ていました。キッチンを入れ替えるとそのスペースがなくなる可能性もありますね。
・ひとつのリフォームに対して「これでいい」と思う人もいれば「これはイヤ」という人もいる。「人がどうか」という視点も必要。それも踏まえて考えてみよう。
→「自分視点」はもちろん大事なんですが、人に貸すお部屋なので「人がどうか」という視点も当然必要になりますね。インターンシップの一環でもあるプロジェクトなので、ビジネスの視点も重要です。
吉田のアドバイスに真剣に耳を傾ける学生さんたちです。
最後にもう一つ、「そうそうこの視点も必要だったよね!」なヒントをひとつ。 「コンセントの増設も可能だよ」
内見再び・さらに盛り上がる論議
再度間取りをじっくり見て・・・
やっぱり気になるのは収納。
「収納をもう少し広げることができないかなぁ」
特に収納の棚板については激論が。
「間の棚板、いらなくない?」
「棚はいるやろ」
「棚あり収納と棚なし収納を作る?」
「上はクロゼット、下は収納として使えるやん」
「棚があったらワンピース吊られへん」
などなど、さまざまな意見が飛び交いました。
おそらく、収納についてはこれからもかなりの意見のぶつかり合いが予想されます。
これまでは3人1チームで話し合い、まとめた上でプレゼンしていましたが今年は5人の意見をまとめなければなりません。例年よりも意見の調整が大変です。
どんなふうにまとまるのか・・・今後のプレゼンを楽しみにしておきましょうか。
その他出た意見は・・・
・洋間の入り口についているドアを、お風呂側につけられないか
→脱衣所を作りたいということから出た意見。可能ですが難しいかも。
・冷蔵庫スペースを広くしたい
→キッチン側の収納を外してキッチンを入れ替えるなどもアリか
・キッチンの棚、女子は届かないんじゃ・・・
・癒しグッズにシャンデリア?ミラーボールつける?それともステンドグラス(←再び登場ww)
その他いろいろ・・・
これらの意見はこれから、さらに練って話し合って、いずれプレゼンにて発表されることになりそうです。
今後の予定は
8月中に案決定、9月には工事(工事そのものは約2週間で完了見込み)、その後できれば9月中に学生さんの手による作業を入れることができたら、と考えています。
そしてその前には、前回の打ち合わせで突如専務より出された、「令和の癒しをイメージするための飛鳥ツアー」を入れます。
最後に恒例・記念撮影。懐かしいかめはめ波♪
というわけで次回は飛鳥ツアーの記事をお送りできそうです。こうご期待!
天理大学コラボプロジェクト
【2019年】「新時代の癒しをテーマに!学生のためのお部屋プロジェクト始まります!!」
【1】「学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト顔合わせ」
【2】「学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト内見」
【3】「学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト令和を感じる飛鳥ツアー」
【4】「学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクトプレゼン」
【5】最終章「学生が考え学生が作る学生のためのお部屋プロジェクト最終報告会」