【2021年奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト第4弾】~レポート5 竣工内覧会~
奈良女子大学の学生さんと『賃貸のマサキ』のコラボレーション企画『地域創生プロジェクト』第4弾。
お伝えしてきたレポートの締めくくりとして、実際にできあがったお部屋の確認に、学生さんと『賃貸のマサキ』スタッフらで現地へと訪れた様子をお伝えいたします。
いよいよマンションが完成!
奈良県の中心地の一角に2022年春完成予定の単身向け3階建て新築マンション。
その1LDK全15室の内装デザインを、奈良女子大学の学生さんが手がける――そんな企画『奈良女子大学×賃貸のマサキ 地域創生プロジェクト』第4弾が2021年7月にスタートいたしました。
「学生さん目線からのお部屋づくり」をコンセプトに、初顔合わせ・ショールーム見学を経て作成された4案はなんとすべて採用。
数々の斬新なアイデアが盛り込まれたデザインを現実にするべく着々と工事が進められてまいりました。
そして2022年3月下旬、ついにマンションの完成となりました!
過去4回書かせていただいたレポートですが、今回が最終回。
出来上がったお部屋の確認のために学生さんと現地訪問をした様子を、お部屋の写真とともにお伝えいたします。
完成したお部屋を徹底紹介
外観・共用部
ツートーンのカラーリングが光るお洒落な外観です!
廊下と階段は暖色系で温かみがありつつ、アクセントに濃い色を取り入れることでスマートな大人の落ち着きも感じさせてくれます。
階段の格子状になった窓からは、やわらかな光が差し込みます。
chic style~シックスタイルのお部屋~
101・106・201・301号室は「シック」をテーマとしたお部屋です。
アルヴァローレ北町chic style~シックスタイル - Spherical Image - RICOH THETA
アルヴァローレ北町chic style~シックスタイル - Spherical Image - RICOH THETA
パノラマで見るとこのような感じ。
「ターゲットの性別を問わない」という点を重視した、重厚感があり落ち着いたデザインのお部屋です。
濃いブラウンの床と白い壁が、お互いをピリッと引き立てています。
106号室のみカウンターキッチンを採用した少し広いお部屋となっています(パノラマ写真2枚目)。
学生さんのプレゼンで推しポイントとして挙げられていたのが玄関の床。
外から帰った時に気分が上がるようなモザイク柄になっています。
もうひとつの推しポイントがLDKの天井。
薄いグレーを採用することで少し部屋のトーンを暗くし、プライベートな「自分だけの空間」を演出しています。
キッチンは床と統一感のある濃いブラウンの木目調。
106号室のみカウンターキッチン付きです。
冷暗所保存の食品の貯蔵などに便利な床下収納は、1階のお部屋に採用されています。
お風呂や洗面・お手洗いも白とブラウンを基調とした、気持ちを落ちつけられる空間です。
全部屋共通の設備として浴室乾燥機があり、洗濯物を干せるようになっています。
洗濯機置き場は洗面脇にあり、外へ出なくても洗濯ができます。
LDKから続く3帖の洋室には暗めのグレーのアクセントクロスを採用。
寝室にも活用できるよう、プライベート感がさらに高められています。
ウォークインクローゼットへは全部屋ともにこの洋室から入ることができます。
そのほか、すべてのお部屋に採用されている設備もご紹介しておきましょう。
モニター付きインターホンや給湯器の取りつけられたニッチは、下部に小物が置けるよう作られています。
窓際には室内用物干しがあり雨の日のお洗濯も安心。
上にちょっとした物を置いたり吊り下げ式のインテリアやハンガーを掛けたりできる壁掛けレールは、壁に穴を空けられない賃貸住宅には嬉しいひと工夫です。
室内用物干しと壁掛けレールは学生さんの提案が形になりました。
LDKと洋室の間の引き戸は完全に開け放しが可能。
広々とした空間のできあがりです。
各お部屋のバルコニーにはこのような半透明の手すりが使われており、プライバシーには配慮しつつ開放感は損なわないようになっています。
natural style~ナチュラルスタイルのお部屋~
1階に3部屋、2階と3階に2部屋ずつと、最も多くを占めているのが「ナチュラル」をテーマとしたお部屋。
アルヴァローレ北町natural style~ナチュラルスタイル - Spherical Image - RICOH THETA
アルヴァローレ北町natural style~ナチュラルスタイル - Spherical Image - RICOH THETA
パノラマでの全体図です。
上の写真が通常のお部屋で、下の写真が少し広い206号室。
白をベースとしソウアッシュ柄の床を採用したシンプルで清潔感のある内装は、どんな家具を置くかによっても様々な表情を見せてくれそうです。
玄関に使われた石目柄の床が、シンプルなお部屋のなかで目を惹きます。
白でまとめられた、明るく開放的な印象のLDK。
キッチンにはさわやかなノールグリーンを採用し、特別感を演出。玄関もそうですが、こういったポイントポイントでのアクセントに学生さんのこだわりが光ります。
浴室の濃いブラウンの壁や、洗面・お手洗いのストーン調のクッションフロアがすっきりと、なおかつお洒落で落ち着いた印象を与えてくれます。
そしてこのお部屋最大の特徴が、洋室に採用された3種類のアクセントクロス。
1階はお部屋全体の色味と合わせたホワイト、2階は清涼感のある薄いグリーン、3階は落ち着いた濃いネイビーと階によって異なっており、それぞれお部屋のイメージがガラっと変わります。
シンプルな内装だからこそできる、技ありの演出ですね。
my style I~自分らしさスタイルのお部屋その1~
202号室および少し広い306号室は「自分らしいかわいらしさ」がテーマとなっています。
アルヴァローレ北町my style I~自分らしさスタイル - Spherical Image - RICOH THETA
アルヴァローレ北町my style I~自分らしさスタイル - Spherical Image - RICOH THETA
お部屋全景のパノラマ写真がこちら。
上が202号室、下が306号室です。
ところどころに採用されたピンクを特徴としつつ、床は濃いブラウンのウォルナット柄、壁はホワイトと、上品さや落ち着きの中にあるかわいらしさが演出されています。
玄関の床は6角形のタイル柄。
なおかつよく見るとアンティークレースや植物で型押しをしたような、大胆かつ繊細で美しいデザインとなっています。
LDKは明るい印象ながら大人の気品あるたたずまい。
そこにキッチンのノールピンクがかわいく彩りを与えています。
浴室は白で統一され、静かな落ち着きを持ちながら明るい印象。
洗面・お手洗いには大理石風の床と控えめな花柄のアクセントクロスが採用され、高級感を与えてくれています。
お部屋のイメージを決定づけるのがこの、洋室に張られたピンクのアクセントクロス。
落ち着いたブラウンと白のお部屋のなかでひときわ映え、華やかさとかわいらしさを放っています。
鮮やかすぎない色味ですので上品さを損なうことはなく、むしろ引き立ててくれています。
my style II~自分らしさスタイルのお部屋その2~
ラストにご紹介するのは203号室と305号室の2部屋に採用されたデザイン。
「自分らしさを表現する」をテーマとしたお部屋です。
アルヴァローレ北町my style II~自分らしさスタイル - Spherical Image - RICOH THETA
パノラマ写真による全景がこちら。
まず徹底した白基調でまとめられているのが目につきます。
そこに扉などのブラウンが入ることで場を落ちつけ、バランスを持たせていますね。
玄関の床は「my style I」と共通のものを採用。
ですがそこからLDKへとのびる床の色の違いで、よりさりげないアクセントという印象にまとまっています。
LDKは全面がホワイト。
なおかつ床やキッチンにうっすらとあしらわれた木目調の柄がお部屋の印象に変化を与え、シンプルながら飽きのこないデザインとなっています。
お風呂や洗面・お手洗いも同じく白基調。
それをベースに、洗面とお手洗いの床にはモカロンタイル柄が採用され、個性的なアクセントを加えています。
3帖の洋室で目を惹くのはタイル柄のアクセントクロス。
徹底して白で統一されていながら、ここにくっきりとした模様があることでお部屋に締まった印象を与えています。
お部屋全体の印象としてはシンプルかつ要所要所に遊び心もあり、白基調のなかに色味のある家具を足してみたり白をそのまま活かしてみたりと、入居される方によって多様な自己表現ができそうなお部屋です。
現地確認 学生さんの様子は?
ここからは実際に現地を訪れた学生さんの様子を中心にレポートしていきましょう。
自らデザインしたお部屋を目の当たりにして、どんな反応だったでしょうか。
現地確認に本プロジェクトの奈良女子大学学生さん、そして『賃貸のマサキ』スタッフと建築会社さんが参加しました。
仕上げの外構工事の音が響くなかでの訪問でした。
図面上はごくごく限られたスペースに思える3帖の洋室ですが、実際にその目で見てみると、しっかりとひとつの空間としての存在感があります。
寝室などのプライベート空間として活用しがいがありそうですね。
お部屋によるイメージの違いも、いざ目に当たりにすると想像以上。
テンションが上がります。訪問中、口々に「かわいい」の声が出てきていました。
お部屋によるイメージの違いも、いざ目に当たりにすると想像以上。
洋間のアクセントクロスの色がお部屋によって異なる「ナチュラル」のお部屋では、やっぱりカラーは大事だと『賃貸のマサキ』スタッフのとしても改めて実感いたしました。
細かいところもしっかりチェック。
広めのお部屋のカウンターキッチンに、お料理をするイメージも膨らみます。
バルコニーからの景色もなかなかのもの。お部屋によっては夏の花火もよく見えるそうです。
今回奈良女子大学生さんに室内を生リポートしていただきました。
細部までこだわり抜いた仕様の実現は建築会社さんの努力のたまもの。本当にお世話になりました。
奮闘の甲斐あってお部屋は満室。
すべてのお部屋で入居される方が決まっております。
最後に記念撮影。お疲れ様でした!
最後までおつきあい頂きありがとうございました
学生さんの素敵なアイデアが見事形になった様子、いかがでしたでしょうか。
これで5回にわたってお送りした『地域創生プロジェクト』第4弾のレポートは終了となります。
このレポートを通じてお部屋づくりの様子とともに、奈良の学生さんのフレッシュで創造性ある素晴らしいエネルギーもお伝えできていたら何よりです。
『賃貸のマサキ』としても学生さん目線ならではの斬新な発想に、新しい発見や改めて気づかされたことなど、今後に活かせるたくさんの刺激をいただきました。
これまでお読みくださった皆様も、本当にありがとうございました!
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