【2025年】大学生が一人暮らしに必要な初期費用とは?相場や内訳を解説!
大学生が一人暮らしをするのに必要な初期費用
大学生になると、親元を離れて一人暮らしを始める人も多いでしょう。
しかし、一人暮らしをするのにはお金が必要です。
大学生が一人暮らしをする場合、どれくらいの初期費用が必要なのかを解説します。
また、初期費用を抑える方法についても紹介します。
大学生の一人暮らしにはどれだけ初期費用が必要なのか
大学生が一人暮らしをする場合、初期費用はどれだけ用意すればよいのか、最初は内訳を確認していきましょう。
主な内訳としては、「家賃」「引っ越し料金」「敷金」「礼金」「仲介手数料」「火災保険料」「部屋の消毒やカギの交換」「家具や電化製品の購入費」となります。
家賃
大学生がいきなり一軒家や分譲マンションを購入するのは、家がよほどのお金持ちでなければ不可能です。
通常は賃貸住宅を借りるでしょう。賃貸住宅を借りるとなれば、毎月家賃を支払わなければいけません。
まずは家賃がどれだけかかるのかを調べ、問題なく支払っていけるのか確認しましょう。
家賃とは別に、管理費の支払いが必要な物件もありますし、家賃に管理費が含まれている物件もあります。
入居時には前家賃の支払いが発生することも多いので、注意しないといけません。
引っ越し料金
一人暮らしをするとなれば、引っ越しが必要になります。
引っ越しの際には業者に依頼をすることも多いでしょう。
業者に依頼をすれば、当然引っ越し料金が必要です。
引っ越し料金は、利用する会社によっても異なりますし、荷物の量や移動距離でも違ってきます。
できれば複数の会社から見積もりを取り、料金の安い業者を選ぶのがよいでしょう。
一括見積を行うことで、割引をしてくれる業者もあります。
もちろん評判のよいところを選ぶことも重要です。
敷金
賃貸住宅では、退去するときの清掃費用などに充てるため、入居時に敷金の支払いが必要になる物件が多数あります。
敷金は物件によってゼロの場合もありますが、ワンルームや1Kであれば家賃の1ヶ月分、ある程度部屋数が多い物件であれば2ヶ月分が一般的です。
もちろんもっと多くの敷金が必要な物件もあります。
入居時には敷金がいくら必要なのかも確かめておきましょう。
礼金
敷金は退去時の清掃費などに充てられるので、余った分は返却されます。
しかし、礼金は入居させてもらうお礼に支払うお金なので、一切戻ってきません。
そのため、礼金を支払いたくないという人も多いので、ワンルームや1Kなどの物件では、礼金をゼロにしている賃貸住宅も見かけます。
もちろんワンルームや1Kであっても、礼金の支払いが必要な物件もあります。
相場は1ヶ月分から2ヶ月分が一般的です。
少しでも初期費用を抑えたい場合には、礼金がゼロの物件を探すのがよいでしょう。
仲介手数料
仲介手数料は、賃貸住宅を紹介してくれた不動産屋に支払う料金です。
相場は家賃の1ヶ月分です。
中には家賃の半額など、比較的低価格で済む場合もありますし、もっと高額な仲介手数料が必要なこともあります。
賃貸住宅を探すときに、仲介手数料がいくらなのかも明記されているので、見逃さないようにしましょう。
火災保険料
賃貸住宅を借りる場合、必ず火災保険に加入しなければいけません。
火災保険は不動産屋や大家さんが会社を指定している場合もあります。
自由に会社を選べる場合もありますが、その際には保証内容が一定以上でなければいけないなど、条件付きになっていることもあります。
通常火災保険は、地震で受けた被害の補償を行っていません。
しかし、近年は地震が多いため、地震保険への加入をすすめる不動産屋も存在しています。
部屋の消毒や鍵の交換
賃貸住宅を借りるときには、義務ではないのですが、部屋の消毒やカギの交換をどうするか聞かれます。
消毒はゴキブリなどの害虫を駆除するために行います。
特に古い賃貸住宅では、害虫が発生することが多いので、できれば消毒をしておくのがよいでしょう。
カギの交換は防犯に関することなので、できる限り行うべきでしょう。
前に住んでいた人がカギを紛失した経験があると、そのカギが拾われて悪用される可能性もあるからです。
家具や電化製品の購入費
賃貸住宅にはあらかじめ備わっている家具や電化製品もあります。
エアコンは大半の賃貸住宅で備わっていますし、コンロなども備わっている物件が多いです。
しかし、生活するのに必要不可欠な物が全て揃っているわけではありません。
足らない分は自分で購入する必要があるので、家具や電化製品を購入する費用も発生します。
実家から必要な物を全て持ち出せるなら問題ありませんが、購入する場合にはどれくらいお金がかかるか調べておく必要があります。
総額でどれだけ資金があればよいのか
先ほどは初期費用の内訳について説明しました。
では、総額でどれだけ費用があれば大丈夫なのでしょうか。
物件によって必要な初期費用は大きく異なりますが、大体家賃の4ヶ月分~5ヶ月分あれば安心です。
ただし、初期費用は工夫次第である程度抑えることができます。
どういった方法があるのか下記に記載しているので、これから一人暮らしを始める大学生がいたら参考にしてみてください。
初期費用をできる限り抑える方法
大学生になったので、一人暮らしを始めようと思った場合、大半の人は初期費用を抑えたいと考えるでしょう。
初期費用は工夫次第である程度抑えることが可能です。
どのような方法で抑えるのかというと、「家賃の安い物件を選ぶ」「敷金や礼金が少ない物件を選ぶ」「仲介手数料や更新料の安い不動産屋を選ぶ」「引っ越しは家族や友人に手伝ってもらう」「家具や電化製品の購入を控える」などがあります。
家賃の安い物件を選ぶ
初期費用を抑えるためには、まず家賃が安い物件を探すことです。
同じような条件の物件でも、大家さんによって家賃は異なります。
家賃が安い物件に住めば、初期費用を抑えるだけではなく、賃貸住宅に住み続ける限り必ず支払い義務が発生する毎月の家賃も抑えられます。
総合的に見ても節約が可能なので、おすすめの方法です。
ただし、家賃が安いのには理由が存在します。
・最寄りの駅から遠い
・交通の便がよくない
・飲食店や商店などが少ない
・築年数がかなり経過している
・備わっている設備が少ない
このような理由が存在していることもあります。
これだけは譲れないという点以外は妥協して安い物件を借りられれば、かなり費用が節約できるでしょう。
敷金や礼金が少ない物件を選ぶ
物件によって、敷金や礼金の支払いがどれだけ必要なのかが変わります。
基本的には家賃の何ヶ月分という支払方法になるので、家賃の安い物件ほど支払金額は少なくなります。
ただし、近年ではフリーレントと呼ばれる敷金や礼金が不要な物件も存在しています。
このような賃貸住宅を探せれば、初期費用を大幅に節約できるでしょう。
ただし、敷金の支払いがない代わりに、退去時の清掃費用を最初に徴収されることもあります。
仲介手数料や更新料の安い不動産屋を選ぶ
初期費用を抑えるためには、不動産屋選びも重要です。
よい不動産屋であれば、初期費用が安くて済む物件を紹介してもらえる可能性も高くなります。
また、更新時や入居時に取られる更新料や仲介手数料も、不動産屋によって異なる場合があります。
物件を探すときに、仲介手数料や更新料はいくら必要なのか確認しておきましょう。
記載がない場合は、入居を決める前に確かめておくべきです。
引っ越しは家族や友人に手伝ってもらう
大学生の場合、初めての一人暮らしになる人も多いでしょう。
そのため、実家から生活に必要な物を持ち込み、不足している物は後から買い足すことになります。
実家から一人暮らしをするために賃貸住宅に移るときには、引っ越し業者に依頼をする人もいるでしょう。
しかし、引っ越し料金もある程度高額な費用が必要です。
そこで家族や友人に手伝ってくれる人がいれば、頼んでみるのもよいでしょう。
もちろん自己責任で引っ越し作業をしないといけないので、万が一ぶつけたり壊したりしたとしても誰も補償はしてくれません。
もし引っ越し先の賃貸住宅の壁に物をぶつけてしまい、深い傷をつけたら、退去時に修繕費の支払いを要求されるので注意しましょう。
やはり引っ越し業者に頼んだ方が安心という場合には、複数の業者から見積もりを取り、安いところに依頼をするのもおすすめです。
家具や電化製品の購入を控える
実家に自分専用の家具や電化製品がある、もしくは余って使わない家具や電化製品があるなら、新しく買わずに引っ越し先までもっていくのがよいでしょう。
そうすれば家具や電化製品を購入する必要がなくなり、初期費用を抑えられます。
どうしても不足している物があるなら、リサイクルショップで中古品を買う方法もあります。
中古品は新品よりも安いので、抵抗がなければ利用してみるのもよいでしょう。
【大学生が一人暮らしをするのに必要な初期費用とは?】まとめ
今回は大学生が一人暮らしを始めると、どれだけ初期費用がかかるのか紹介してきました。
初期費用は家賃の4ヶ月~5ヶ月分は必要と言われています。
敷金や仲介手数料だけではなく、引っ越し費用や家具などの購入費用もかかるからです。
しかし、フリーレント物件を選ぶ、引っ越し業者を利用しないで引っ越しをするなど、工夫すれば初期費用を抑えることができます。
必要なところにはお金を使い、不要なところは削って節約するのがよいでしょう。
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