【学生の就活はいつから始めればいい?】新卒のお部屋探しのタイミングも解説!
学生から社会人への大きな転機の一歩となる就職活動。
一体いつから始めればベストなのでしょうか。
就活の大まかなスケジュールや流れについて見ていくとともに、晴れて内定となってからお部屋探しをするタイミングについても合わせて詳しく解説していきます。
-
担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!
就活はどのようなスケジュールで行われるの?
まず、就職活動のスケジュールについて見ていきましょう。
企業が新卒を採用するにあたって、いつから採用情報を解禁するか・いつから選考活動を解禁するか・いつから正式な内定として扱うかについては、経団連(日本経済団体連合会)加盟の各企業が足並みを揃えるよう、ルールが設けられています。
この新卒採用ルールは、経団連と政府を中心として都度議論が行われ、決められます。
例として、2022年3月28日に発表された2024年卒の採用ルールは次のとおりです。
・2023年3月1日から採用情報解禁
・2023年6月1日から選考活動解禁
・2023年10月1日から正式な内定解禁
このスケジュールはたびたび変更・調整が行われるのであくまで一例ですが、学生さんに安心して学業に取り組んでもらうため、2022年卒のルールから3年間変更されておりません。
つまりここ数年の流れとしては、大学3年生終了間際から正式に就活がスタートするというスケジュールになっています。
ただし大学生向けの業務体験――いわゆるインターンシップはそれに先んじて、3年生の夏から行われています。
また、通年採用や秋採用を行っている企業など、上記ルールの限りではないところもあります。
就活のスタートは早めにかつ計画的に
就職活動について、企業側のスケジュールはわかりました。
では、学生である皆さんは事前準備も含めていつから就活を開始するのがベストなのでしょうか。
これについては、「なるべく早く始めたほうがよい」という答えになります。
数ある企業のなかからご自身とマッチするところを選び出し見事内定を得るためには、やはり早いうちから具体的なイメージを持ち情報を収集しておくに越したことはないからです。
とは言えきちんと実のある動きをするためには、ある程度しっかりした方針をもって段取りを組んでおかなければなりません。
そこで、いつ頃からどういう流れで動いていけばよいかの例を見ていきましょう。
現状の新卒採用ルールにもとづいて考えると、次のような流れになります。
①3年生の6月~9月:サマーインターンに参加
②3年生の9月~1月:秋冬インターンに参加&本選考への準備開始
③3年生の2月~4年生の5月:企業の就活イベントや面談・説明会等に参加
④4年生の6月~:本選考スタート
ここから、個別に解説していきます。
①3年生の6月~9月:サマーインターンに参加
6月からサマーインターンの募集を始め、夏休み期間中に実施する企業が多くあります。
実際に企業のなかで業務を体験することで、その企業や業界への理解を身をもって深め、自身の適性への理解も深めることが可能です。
また、インターンに参加して体験した内容をエントリーシートに書いたり面接で話したりもできます。
多くのメリットがあるのでぜひ参加しましょう。
インターンシップは秋冬にもありますが、サマーインターンは一般的に秋冬インターンよりも期間が長い傾向にあり、なかには1ヵ月以上という長期間実施するところもあります。
そのため、まずは夏休み期間を使って複数の企業のサマーインターンに参加してみるのがおすすめです。
②3年生の9月~1月:秋冬インターンに参加&本選考への準備開始
秋冬は秋冬でインターンシップが開催されます。この機会もぜひ活用しましょう。
サマーインターンと合わせて参加すれば、社会人として働くご自身のイメージをより具体的に持つことができるでしょう。
この時期に、次のステップに備えて「どのような業界や企業を志望するか」「なぜそこを志望するか」を確立しておけると理想的です。
就活生へ向けてWebテストや適性検査の案内を送る企業も出てくる頃ですから、その対策もぼちぼち始めたい時期です。
③3年生の2月~4年生の5月:企業の就活イベントや面談・説明会等に参加
先述のとおり3月から各社の採用情報が解禁され、エントリーや会社説明会が始まります。
それに先駆けて2月頃より、就活イベントや面談などの案内がインターンシップ参加企業から多く届くようになります。
ここから本格的に就職活動がスタート。
以後どう動くかはもちろん、これまでどんな準備をしてきたかも大いに試されます。
④4年生の6月~:本選考スタート~内々定~内定
6月1日からはいよいよ本選考・面接の開始です。
無事選考を通過した場合、10月の内定解禁までは「内々定」という扱いになります。
内々定の時点ではまだ企業と正式に契約を交わしたわけではなく、10月に入って企業から採用通知を渡された学生さんが承諾書を提出することで契約が成立、晴れて内定となります。
学生さんに採用通知を渡す式典を内定式と呼び、多くの企業では10月1日に行われます。
なかには独自の就活スケジュールの企業も
先に軽く触れましたが通年採用や秋採用を行っている企業を志望する場合は、上記のようなスケジュールとは異なる流れで動くことになります。
また、他にも独自の就活スケジュールで新卒採用を行っている企業があるのでご紹介しましょう。
①外資系企業
外資系の企業は一般的な国内企業の就活スケジュールとは異なる傾向にあります。
多いケースでは、サマーインターンが終了する大学3年生の10月頃に説明会が開催され、同じ年の11月にはエントリーシートの提出と選考がスタート。
さらに12月以降に面接が行われ内々定もしくは内定と、非常にスピーディーな流れとなっています。
企業によってはサマーインターンでの振舞いが選考に直結する場合もあり、一般的な国内企業を志望するよりも半年~1年早い準備が求められます。
ただしこれはあくまでも多いケースの話であり、ひとくちに外資系と言っても実際の就活スケジュールは企業によって様々です。
志望する企業の就活スケジュールはばっちりチェックしましょう。
②一部のマスコミ企業
全国紙の新聞社や通信社・テレビ局なども、独自の就活スケジュールによる選考・採用を行う傾向にあります。
企業によって異なりますが、大学3年生の秋~冬には説明会やエントリーが開始される場合が多々あり、また年2回の採用を行うマスコミ企業も少なくありません。
ほかマスコミ企業の先行・採用に関する特徴として、時事問題を重視した独自の筆記試験がよく行われています。
しっかりと対策を立てておきましょう。
③経団連非加盟の企業
経団連非加盟の企業であっても一般的な加盟企業と同じようなスケジュールで先行・採用を行っているところもありますが、メガベンチャーなど、より早くに選考~内定を行う企業もあります。
サマーインターンを経て大学3年生の10月から選考を開始し、大学3年生の3月には内々定あるいは内定を出すといったように、4年生になる前に選考を終わらせてしまうパターンもあるため、志望企業によってはいち早い就活準備が必要になります。
新社会人!お部屋探しは1月末までに終わらせるのがおすすめ
晴れて志望する企業から内定が出て、大学卒業後の4月には新卒として社会人生活がスタート。
そのタイミングで新たにひとり暮らしを始めたり、ひとり暮らしの住まいを移したりと、お引っ越しを検討されている方は少なくないでしょう。
4月の入社に間に合うように新居に移ろうと思うと、3月の後半までにはお引っ越しを終えていなくてはなりません。
3月は学生さんの卒業の時期であり、社会人の方の転勤が多い時期でもあります。
そのため3月は単身向け物件の空きが出やすく、入居に適したタイミングと言えます。
しかし3月末に入居するお部屋を探すために、2月を過ぎてから行動を開始しているようでは遅いかもしれません。
新卒のお部屋探しはどのタイミングで行うべきか。
結論から言えば、1月末までに契約まで終わらせてしまうのが理想です。
その根拠としてまず、良い物件はすぐに埋まってしまいます。
2月や3月は、どの不動産会社もお部屋探しをされる方で非常に混み合う時期です。
そのため物件の問い合わせをしても普段より返事が遅くなったり、内見を希望してもなかなか予定が取れなかったりということが起こりがちです。
そうしている間に、良いお部屋はどんどん他の方に抑えられていき、候補が無くなっていってしまうのです。
大学の合格発表や転勤の辞令発表が行われてお部屋探しのライバルが一気に増えるのは2月に入ってから。
早いうちに内定が出ており勤務地も分かっているのであれば、2月にならないうちにぜひ物件を決めておきたいところです。
不動産会社の繁忙期に入らないうちにお部屋探しを始められれば、初めてのひとり暮らしで不安な点や分からない点があれこれあっても、じっくりとスタッフに相談しながら進めていくことができるというメリットもあります。
とは言え、3月末に入居する予定なのにそんなに早くお部屋探しをしてちょうどいい空き部屋が見つかるのかという不安もあるでしょう。
ですが、実は3月に空く予定の物件の情報は、1月にはもうだいぶ出回っているのです。
ほとんどの賃貸物件では、退去する旨を予定日の1ヶ月~2ヶ月前までには管理会社や大家さんに連絡する契約になっています。
ですから、3月に入居するお部屋を探すのに、1月はむしろ情報をいち早く集めることのできる絶好のタイミングと言えます。
また、先ほど不動産会社の繁忙期の話をしましたが、お部屋探しをする方が増えるということはつまり、引っ越し業者にとっても忙しい時期となります。
とくに3月は土日を中心に予約が殺到するため、早めに日時を抑えておかないと都合のいいタイミングで来てもらうのが難しくなります。
引っ越しの日を確定させて予約を入れるには、先に入居する物件が決まっている必要があります。
したがって、やはりお部屋探しは早いうちから始めて契約を済ませておくのが吉というわけです。
なかには早めに引っ越しの予約を入れることで料金が安くなる業者さんもあります。
早めのお部屋探し 家賃が発生するタイミングには注意しよう
新卒入社に向けてのお部屋探しは1月末までにするのがベストという話をしました。
しかし、早い時期に賃貸契約を結ぶ際には気を付けなければいけないポイントもあります。
「家賃がいつから発生するか」です。
契約の時点で空き部屋である場合や前の住民が早くに退去する場合など、状況や契約内容によっては引っ越して生活を始める前に家賃が発生する可能性があるのです。
仮に2月にお部屋を契約したとして、実際に住み始めるのは3月末からであっても2月分の家賃も支払わなければならない。
こうした状況は特殊なケースではありません。
良いお部屋を確実に抑えたいけれども、出費もできる限り抑えたいところ。
少なくとも「住む前に家賃がかかるなんて聞いてなかった」とはならないよう、家賃の発生時期は契約前に必ず確認するようにしましょう。
まとめ~土壇場で焦らないように余裕をもって~
いかがでしたでしょうか。
今回は学生さん向けに、就活のスケジュールと新卒のお部屋探しについて見ていきました。
就活にしてもお部屋探しにしても、「早めから動いたほうがよい」というのが共通のキーワードです。
人生の大事な局面。土壇場で判断を焦って後悔しないよう、時間に余裕をもって計画的に進めていきたいですね。
新卒のお部屋探しは、ぜひ私たち『賃貸のマサキ』にお任せください。
『賃貸のマサキ』は就活生の皆さん・新卒の皆さんを応援しています。
各提携大学から探す(仲介手数料最大無料)
関連記事

【充実した大学生活の過ごし方】大学生活を送る為のヒント!≫

【大学進学で始める一人暮らし】何をいつから準備すればいいの?≫

【大学卒業の引っ越し(退去)するベストな時期は?】部屋探しの仕方も解説≫

【大学生の部屋探しはいつから?】開始時期と探し方まとめ≫
-
担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!