【大学受験で親ができるサポートとは?】してはいけない事や注意点について
子どもの大学選び 親はどんなことを手伝うべき?
お子さんが成長し、大学を選ぶ段階になった。
喜ばしい反面、親としてはやきもきするものですよね。
この重要な局面で親ができるサポート・すべきサポートはどのようなことでしょうか。
逆に、やってはいけないことはなんでしょうか。
詳しく解説していきます。
大学選びで親がするべきサポートは?
大学選びの局面で親が適切にサポートすることは、お子さんの進学への意欲を高め、将来の可能性を広げることにつながります。
具体的にどんなサポートをするべきか、見ていきましょう。
大学の情報収集
進学先の候補となる大学の特徴やカリキュラム、オープンキャンパスの日程など、大学に関する情報をお子さんと協力して集めていきましょう。
「この大学はやめておいたほうがいい」など一方的な意見を押しつけることなく、あくまでお子さんのサポートとして情報収集に徹することが肝心です。
選択肢を提案する
お子さんひとりの目線だけでは有名校であったり地元の大学であったり、限られた選択肢しか視界に入っていないかもしれません。
そんな時に、より広い選択肢を提案するのも大切な親のつとめです。
お子さんがどんな分野に興味を持っているのか、将来何になりたいのか、よく耳を傾けてみましょう。
志望している学部以外の選択肢や留学など、違ったアプローチが見えてくるかもしれません。
お子さんの気持ちの丁寧なヒアリング
お子さんが大学選びやその先の未来に対してどんな思いで向き合っているか、とにかく「ちゃんと聞く」ことが大事です。
例えそれが親御さんご自身の期待や望みと違っていても、お子さんの気持ちをまず尊重して、なぜその進路を望むのか、しっかり話を聞きサポートしていきましょう。
大学選びで親がしてはいけないことは?
お子さんの大学選びに対して親がしてはいけないことは、簡単に言えば、過剰な関与や一方的な期待を持つことです。
これらはお子さんの自主性を損ない、かえって将来への選択肢を狭めてしまいかねません。
以下、具体例を挙げていきます。
進路に対する意見を押しつける
大学や学部に対して、「絶対にここにしなさい」といった一方的な意見を押しつけるのは避けるべきです。
お子さんに余計な重圧をかけてしまい、やりたいこと・進みたい道を閉ざさせてしまう危険があります。
これは非常に良くないことです。
過去の経験や偏見からの助言
「この大学は(この学部は)こうだから~」などと、ご自身が学生だった時代の経験や、正確性に欠ける偏見に基づいたアドバイスはしないようにしましょう。
教育や就職にまつわる状況は常に変化し続けています。
最新の情報を収集し、頭の中を適切にアップデートすることが重要です。
お子さんへの過剰な干渉や管理
お子さんのことが心配な気持ちは当然であり大切なものですが、心配なあまり、お子さんの選択にあれこれ否定的なことを言ったり、干渉しすぎたりするのは考えものです。
お子さんが「これは自分で決めた道だ」と感じられなくなり、大学生活や就職のつまずきに繋がる恐れがあります。
お子さんの大学選び 親の注意点や心構えは?
見てきたように、お子さんの大学選びに際して親として求められることは、「適度な距離感をもって接すること」です。
むろん無干渉は問題ですし、過干渉もよくありません。
また、我が子の将来に関わることですから不安になるのもわかりますが、心配や不安をお子さんの前で態度に出すと、不安を伝染させてしまうため避けたいところです。
「あなたの選択を信じているよ」と、大きく構えるスタンスでサポートしていきましょう。
以下、具体的な局面での注意や心構えを挙げていきます。
オープンキャンパス・大学説明会
大学のオープンキャンパスや説明会に親として同行する際は、あまり前のめりにならず控えめな姿勢を心がけましょう。
お子さんの進路に関する貴重な情報が得られる機会ですが、あくまで主体はお子さん自身。
親が前に出すぎると、お子さんが自主的に行動したり質問したりする意欲を削いでしまいます。
学部の授業内容や卒業後の進路、キャンパス内の施設・雰囲気などなど、確認したいポイントをあらかじめお子さんと話し合い、具体的にリストアップしておきましょう。
そうすることで、お子さんが主体的に動くサポートになります。
金銭面のサポートについて
大学に支払う学費や大学生活の生活費など、大学進学においてお金の話を避けては通れません。
現実としてどのくらいの費用がかかるのか、親子できちんと情報共有しておきましょう。
ひとくちに大学進学と言っても、国公立と私立、文系と理系でかかる費用は変わってきます。
実際にどれぐらい差があり、おのおので生活費・交通費合わせていくらぐらいお金が必要になるのか。
「子どもにはお金の心配はさせたくない」という親心もあるでしょうが、ここはしっかりとお子さんと話し合い情報共有しておいたほうが、お子さんも漠然とした不安を抱えなくて済みます。
また、日本学生支援機構の奨学金や大学独自の学費サポート・地方自治体の補助金といった制度についても早めに調べておけば、経済面での心配に現実的な対処法を見出すことができます。
【大学受験で親ができるサポートとは?】まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は子どもの大学選びに際して、親がすべきこと・してはいけないことについて見ていきました。
最も大切なのは、お子さん自身が「自分が納得して選んだ道だ」と思ってその大学へと進めること。
親御さんとして必要なのはそのためのお手伝いをすること、お子さんを可能性と選択を信じることです。
過度な干渉は避けつつお子さんの意向・気持ちをよくヒアリングし、明るい未来への背中を押してあげてください。
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