【学生の一人暮らしで失敗しないカーテンの選び方とは?】機能・種類・特徴を解説
学生の一人暮らしのカーテン選び種類・機能・デザインから失敗しないためのポイントまで徹底解説
「カーテン」は、家や学校など、室内に欠かせないアイテムの一つ。
けれど「気がついたら部屋にあったものだから、気にしてこなかった」という方も多いことでしょう。
それでも、進学が決まり、いざ一人暮らし!となって「あ! 新しい部屋にカーテンもつけないと」と気がつく瞬間がありますよね。
引っ越し前は、チェスト、ベッド、テーブルや家電選び、日用品やスーツの購入に気を取られがちかもしれませんが「カーテン」もくらしを支える大事な役割を持った家具。
引っ越し当日にカーテンがないと、窓から室内が丸見えになってしまいます。
その他にも、日差しが入るのを防いだり、音を漏れにくくしたりする役割もあり、そうした各機能に特化した製品もあります。
デザインによって、部屋を広く見せる演出もしてくれ、インテリアとしても欠かせません。
この記事では、カーテンの種類や機能を見ていき、学生生活に合った選び方と失敗しないためのポイントを解説します。
一人暮らし準備前に確認しよう! 機能別・カーテンの種類と特徴
ドレープカーテンとレースカーテン
厚手の布で作られたカーテンを「ドレープカーテン」薄手のレースで作られたカーテンを「レースカーテン」と言います。
「ドレープカーテン」は、日差しや外の音などから室内を守ってくれる役割があるだけでなく、生地やデザインなどの選択肢が豊富です。
「レースカーテン」は、日差しを柔らかく室内に入れつつも、室内を外から見えにくくします。
素材や織り方によって、目隠しの度合い(遮像性)は異なります。
カーテンレールが2つある窓の場合、窓側にレースカーテン、室内側にドレープカーテンを取り付けることが多いですね。
カーテンレールが1つの場合には、好みやライフスタイルによって、どちらかを選んだり、組み合わせて取り付けたりすることになるでしょう。
遮光カーテン
「遮光カーテン」は、光(可視光線)を通しにくいので、室内の光を外に漏らさず視線を遮る効果と、外の光を室内に入れない効果がとがあります。
そこで、窓に面した道を行く人に、生活パターンを知られにくく、プライバシーを守れます。
眩しさを軽減するので、日光で早朝に目が覚めてしまう…といったことが起こりにくく、特に日中に睡眠を取ることが多い人におすすめです。
生地が厚めで表と裏のデザインが違うものが多いので、インテリアを工夫しつつ、プライバシーも守る選択もできます。
等級によって光の遮り具合が違うので、自分のライフスタイルにふさわしいものを選びやすいと言えます。
遮音(防音)カーテン
聴覚が敏感な方や、室内で音楽を演奏したり聴いたりすることが多い方におすすめなのが、「遮音(防音)カーテン」です。
特殊な織り方によって音を吸収する効果を出したものや、金属を織り込むことで音を遮る効果を出したものなどがあります。
外からの騒音をシャットアウトし、室内の生活音が外に漏れるのを防いでくれます。
遮熱カーテン
「遮熱カーテン」とは、外からの赤外線を遮ることで、窓から室内に熱を入ることを防いでくれるカーテンです。
主に、夏の暑さ対策に向いており、冷房の効率が良くなるので電気代の節約になります。
その一方、冬に太陽からの熱を室内に取り込みにくくなるとも言えますが、厚手の場合は、冬に室温を保つ効果は期待できます。
断熱カーテン
「断熱カーテン」とは、裏地を付ける、特殊な生地を織り込むなどの工夫によって、熱を伝わりにくくした製品のことです。
空気の逃げ道になりやすい窓に設置することで、室内の熱が外に漏れにくくなります。
冬の暖房効率アップによる電気代節約と寒さ対策に向いています。
遮像カーテン(遮像レースカーテン/ミラーレースカーテン)
外からの光を取り入れつつ、プライバシーを守るためにおすすめなのが「遮像レースカーテン」または「ミラーレースカーテン」です。
「遮像レースカーテン」は、繊維や織り方の工夫で、昼も夜も透けにくくしてくれる製品です。
カーテンレールが1つしかないが、レースのカーテンを使いたい方に向いています。
「ミラーレースカーテン」は、太陽光を反射させることで、外からの視線を遮る効果のあるレースカーテンです。
太陽光の反射を利用するため、夜間や曇り・雨の日には透けやすくなってしまうデメリットもありますが、ヒダを多くする工夫といった対策はとれます。
UVカット
日差しが入り込むことで、畳や布製の家具が日焼けして劣化してしまった経験はありませんか。
それは紫外線によるもので、UVカット性能のカーテンは、紫外線をカットしてくれます。
窓辺にベッドやソファを置く場合など、家具の劣化を防ぎたい場合におすすめです。
以上、機能性カーテンをご紹介しました。
機能性カーテンは、その材質によって、メインの機能だけでなく、他の機能も兼ね備えている場合が多くあります。
目的に応じて、賢く商品を選んでいきましょう。
一人暮らしのカーテン選びのコツ①防犯対策として
さて、一人暮らしで特に気をつけたいのは、防犯対策です。
空き巣は窓ガラスを割っての侵入が圧倒的に多いですし、帰省などで一定期間部屋を空けることもある学生生活では、生活の状態を外からわからないようにすることがとても大切です。
特に女性の場合は「住人が女性かどうか」をわからなくする意識も必要でしょう。
カーテンを二重にかけられる場合には、遮光カーテンと遮像レースカーテンやミラーレースカーテンを組み合わせるのがおすすめ。
カーテンレールが1つだけの場合には、遮光カーテンなど、目隠し効果も狙える厚手のカーテンを使用するとよいでしょう。
その際には、落ち着いた色柄のものを選択することで、性別をわかりにくくするとより効果的です。
一人暮らしのカーテン選びのコツ②間取りとの相性
さて、カーテンは、機能だけでなく、デザイン性も高い家具ですよね。
一人暮らしのお部屋は、ワンルームや1Kが多いことでしょう。
どのようなカーテンが向いているのでしょうか。
壁や家具の基本カラーに合わせた色を選択する
ワンルームのマンションやアパートの場合、壁の色がホワイト系・クリーム系であることが多いので、その色に合った選び方をすると、部屋の統一感や明るさにつながります。
また、次に紹介するような「空間を広く見せる」効果もあります。
部屋を広く見せるカーテンの選び方
まっさらの部屋を見た時には「自分だけの部屋!」と広々と感じられても、ワンルームや1Kの場合、いざ生活用品を揃えてみると、それなりに狭くなってしまうものです。
その場合、壁と似た色を選ぶだけでなく、後退色という寒色系の色のカーテンを選ぶと、圧迫感が少なく、奥行きを感じさせる効果が期待できます。
柄ものの場合は、小さな総柄にするか、細かいストライプかボーダーにするとよいでしょう。
ストライプは天井を高く見せる効果があり、ボーダーは幅を広く見せる効果があります。
また、腰高窓(人一人が出入りするような幅ではない、小さめの窓)にも、掃き出し窓(人一人が出入りできるような高さと幅のまど)用のカーテンをつけると、ストライプ柄のように、部屋の縦のラインを強調できます。
学生生活に合ったカーテン選び! 失敗しないポイント
きちんと部屋の窓のサイズを測り、既製品の購入も検討する
オーダーメイドカーテンは予算がかかるので、既製品を購入したい方が多いと思いますが、その際気をつけたいのが、サイズ。
買った後に丈が足りなかったと気づいた……ということにならないように、しっかり採寸しましょう。
既製品は、
100cm×135cm
100cm×178cm
100cm×200cm
の3種類が一般的です。
ここでは、既製品を購入する場合の、必要なカーテンのサイズの出し方を紹介します。
カーテンのサイズの測り方
カーテンの幅は、レールの端についている「固定ランナー」から「固定ランナー」までの距離を測り、1.05倍をかけましょう。
両開きのカーテンの場合は、その2分の1の幅のカーテンを2枚組み合わせます。
丈は、掃き出し窓の場合、裾が床につかないように、数センチマイナスして考えます。
腰高窓の場合は、窓から光が漏れないように、窓の幅に10~20センチを足して丈としましょう。
また、レースカーテンとドレープカーテンを二重に付ける場合には、レースカーテンの丈を少し短くすると、ドレープカーテンからレースがはみ出さず、見栄えがよくなります。
購入の際は、お店とネット通販のメリット・デメリットをふまえよう
引っ越しや新入学の準備に慌ただしいと、ついついネット通販での新生活用品購入が多くなりがちかもしれません。
確かに、カーテンの場合も、ネット通販では幅広い素材・デザイン・機能の製品を選ぶことができます。
ただし、実際に見て触って購入できるわけではないことを踏まえ、希望の色味などは「~系統」のように幅を持たせるとよいでしょう。
また、商品によってはサイズオーダーが可能なので、既成サイズで焦って注文せず、商品説明をしっかり確認してみて選びましょう。
直接見て触って選びたい場合には、やはり店舗に足を運んで選ぶのがおすすめです。
事前に室内の様子を撮影できていたら、スマホを見ながら、部屋に合ったカーテンを選ぶこともできそうです。
体質やデザインによっては、洗濯できるカーテンを選ぼう
カーテンは、使っているうちに見た目以上にハウスダストの影響で汚れていくものです。
薄い色のカーテンなら汚れが目立ちやすく、アレルギー体質の方はハウスダウトで症状が出やすいので、洗濯機で洗濯できるカーテンを選びましょう(それ以外のカーテンの場合は、クリーニングに出す必要があります)。
洗濯できるカーテンには「ウォッシャブルカーテン」として販売されている製品もあります。
また、製品についているタグを確認して、洗濯機マークか手洗いマークがついていれば洗濯可能となります。
機能を選ぶ場合には、ライフスタイルを想像してみよう
「学生」といっても、専門学校か大学か、アルバイトやサークル活動の頻度や時間、学ぶ分野によって、ライフスタイルは様々です。
「入学する前に難しいよ~」と思うかもしれませんが、入学する学校のパンフレットや資料をよく読み、どのような生活になるかを想像して、カーテンを選びましょう。
たとえば、専門学校生の場合は、毎日朝から夕方まで授業が入っていて、授業後には自主学習や練習などで校内に残ることも多いでしょう。
その場合、生活は規則正しいものになりやすく、自宅は長時間過ごす場所と言うより、学校でしっかり学ぶために夜から朝にかけてしっかり休息する場所ですよね。
その場合には、遮光カーテンを選ぶ場合「あまり日光を防ぎ過ぎてしまうと、朝しっかり起きられなくなりそうだから、等級を3級にしよう」などと判断ができそうです。
また、比較的部屋を空けていることが多いので、より防犯面も意識した方がよいかもしれません。
大学生の場合には、比較的授業をランダムに入れられる一方、アルバイトやサークル、遊びで帰宅が遅くなることが多いかも。
だから「朝は余裕があるからゆっくり寝ていたい」かもしれません。
その場合は、遮光カーテンでも、等級の高いものを選ぼう、という判断ができますね。
また、自室で過ごすことも多いのなら、遮熱・断熱カーテンを使うことで電気代の節約につなげることもできます。
このように、ライフスタイルや好み、性格に合ったカーテンを選ぼう!と意識すれば、後から失敗して後悔……のリスクもぐっと低くなるでしょう。
【学生の一人暮らしで失敗しないカーテンの選び方とは?】まとめ
ここまで、学生の一人暮らしに向けた、カーテン選びで失敗しないためのポイントを紹介してきました。
カーテンには、高機能な商品がいろいろありました。
まず大事なのは防犯対策! そして、遮光や遮熱など、目的に合わせて選んでいきましょう。
その際には、デザインにも気を配ると、家具を置くと狭く見えがちな室内を、広く感じさせることができます。
ライフスタイルに合わせることを意識して選ぶと、さらに自室が過ごしやすくなるでしょう。
日々の忙しさに追われていると、風景の一部になりがちなカーテン。
だからこそ、選ぶ際の工夫によって、忙しさの中に小さな快適さ・癒しを作ることができます。
さて、自分の部屋から見える景色によっても、選ぶカーテンは変わってきそうですね。
時々カーテンを開いて、素敵な眺めを楽しみたいのか、あまり興味がないからカーテンのデザインで和みたいのか……。
窓から見える景色の穏やかさ・美しさと言えば、奈良のまち!
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