学生結婚には様々なメリットとデメリットがある
高校や大学、専門学校などに在学している状態で結婚するのが学生結婚です。
そんな学生結婚には色々とメリットやデメリットがあります。
そこで学生結婚には、どのようなメリットやデメリットがあるのかを紹介していきたいと思います。
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担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!
結婚ができる年齢について
結婚ができる年齢には、上限はありませんが下限は存在しています。男性と女性で結婚ができる年齢が今までは異なっていました。
男性は18歳以上、女性は16歳以上で、未成年の結婚には親の同意が必要だったのです。
それが2022年4月からは、法改正で男性も女性も18歳以上と定められました。
しかも成人年齢が18歳となったため、親の同意がなくても結婚が可能です。
18歳ということは、高校生も含まれますし、大学生や専門学生も当然含まれます。
在学中は結婚をしてはいけないという法律は存在しませんので、当然学生でも結婚は可能です。
学生結婚に対する疑問
学生はまだ社会人経験がなく、世の中のことを何でも知っているわけではありません。
結婚に対しても疑問点を持っている学生がいるでしょう。
そこで学生結婚についての疑問をいくつか見ていきます。
今回は「学校でも手続きが必要」「扶養や健康保険について」「学費が安くなる学校がある」「親の同意は基本的に必要不可欠」について解説します。
学校でも手続きが必要
通常結婚をした場合、役所に婚姻届けを提出する必要があります。
会社員であれば職場にも報告しなければいけません。
では、学生の場合はどうなのかというと、もちろん在学している学校に申し出て、手続きをする必要があります。
なぜなら結婚をすれば名字が変わる場合もあるからです。
その場合、学生証の名字を変更する必要があるので、手続きが必要になるのです。
学校によっては旧姓が認められるところもありますが、報告は必ずしておくべきでしょう。
子供ができた場合には、休学の届け出も必要です。
扶養や健康保険について
学生の場合、健康保険は親の扶養になっているのが一般的です。
しかし、結婚をすれば扶養から外れてしまうため、保険料や税金がどうなるのか心配という人もいるでしょう。
学生結婚をして、親元を離れた場合には扶養から外れてしまうので、新たに健康保険に加入しなければいけません。
もちろん保険料の支払いも発生します。
結婚後も親元で生活をするのであれば、特に何もする必要はありません。
学生なので支払いが難しい場合には、親元で卒業するまで養ってもらうのがよいでしょう。
学費が安くなる学校がある
在学している学校にもよりますが、学生結婚をすることで学費が安くなるところも存在しています。
少しでも学費を安くしたいと考えているのであれば、学校の窓口に問い合わせをしてみましょう。
どれぐらい安くなるのかも学校によって異なります。
親の同意は基本的に必要不可欠
法律上は18歳以上であれば成人扱いとなるので、親の同意がなくても結婚が可能です。
しかし、学生の多くは親に学費を支払ってもらう立場にあります。
しかも自分で仕事をして生活するのは難しいでしょう。
親の助けが必要である以上は、法律で親の同意がなくても結婚が可能であっても、親の同意は必要不可欠です。
まずはお互いの両親を説得しなければいけませんが、反対する親も少なくはないでしょう。
親に相談をするときには、誠心誠意を持って伝えなければいけません。
何としても一緒になりたいという思いを伝えられなければ、支援をしてもらうどころか結婚を許してもらうこともできないでしょう。
また、人によっては感情的になることもあるでしょうが、ヒートアップしないように心がける必要があります。
親の意見もきちんと聞き入れ、どうしても無理なら自分たちでどのように生活していくかを話し合わなければいけません。
学生結婚にはメリットも存在する
学生結婚はデメリットが多いと考えている人もいるでしょう。
しかし、実際にはメリットもいくつか存在しています。
どのようなメリットがあるのかというと、「夫や妻と一緒にいられる時間が長い」「将来設計が早くからできる」「体力的に出産や子育てが行いやすい」などがあります。
夫や妻と一緒にいられる時間が長い
学生のうちに結婚をすれば、パートナーとより長い時間一緒にいることができます。
最近は晩婚が増えていますが、晩婚だと一緒にいられる時間が短くなります。
できるだけ長く一緒に生活をしたいという人にとっては、学生結婚はメリットだと言えるでしょう。
また、就職をして職場が別になっても、家に帰れば一緒にいられる時間を確保できます。
将来設計が早くからできる
30歳になるまでには自分の家を購入するなど、将来の設計がより若いうちからたてられるのも学生結婚のメリットです。
計画を実現させるには、より多くの時間をかけた方が成功確率も上がります。
学生のうちから将来の設計を行い、実現させるにはどうすればよいのかも、早い段階で話し合いをした方が実現しやすくなるでしょう。
もし途中で考えが変わっても、若いうちなら選択肢がより広がります。
体力的に出産や子育てが行いやすい
結婚をしたら、子供が欲しいと考えているパートナーも多いでしょう。
若いうちなら体力もあるので、出産や子育てが行いやすいのもメリットです。
ただし、出産や子育ての経験はない場合が多いので、親や身内などに助けてもらうのがよいでしょう。
早めに出産をすれば、子供が成人するまでの期間も早くなるので、体力的に子育てが厳しくなるころには身軽になれます。
学生結婚のデメリットも事前に把握しておく
学生結婚はメリットしかないわけではありません。
デメリットもいくつか存在しているのです。
どんなデメリットがあるのかというと、「若いときに自由な時間が作りにくくなる」「経済的に苦しくなることが多い」「友人から疎遠される可能性がある」などです。
若いときに自由な時間が作りにくくなる
学生であっても、結婚をすれば家庭のことを考えなければいけません。
生活していくためにはアルバイトも必要でしょうし、子供が生まれれば子育ても必要です。
さらに学業もおろそかにはできないので、他の学生に比べて自由に使える時間が少なくなります。
周りが自由に学生生活を送っている中で、自分には自由がないと思うこともあるでしょう。
学生結婚をすれば、多忙になるのを避けるのは難しいというのがデメリットです。
経済的に苦しくなることが多い
学生は正社員として就職していない状態です。そのため、お金を稼ぐとなれば、アルバイトや自営業になります。
昔に比べれば様々な仕事に就くことが可能なので、稼ぎやすいと言えるでしょう。
しかし、必ずしも大きな収入になるとは限りませんし、アルバイトではどうしても正社員より給料が安くなります。
しかも就職活動で不利になる可能性もゼロではありません。
なぜなら雇ってもすぐに育休や産休になるのではと思われるからです。
学生結婚をするのであれば、経済面についてもきちんと考えておきましょう。
友人から疎遠される可能性がある
学生結婚をすることで、今までよく遊んでいた友人から疎遠される可能性もあります。
今までは自由に遊べても、結婚をして家庭を持てば、自由にできない時間が増えます。
アルバイトや子育てが必要になれば、さらに友人と遊ぶ機会が減るでしょう。
その結果、友人と疎遠になってしまう可能性も否定できません。
【学生結婚のメリットとデメリットとは?】まとめ
学生結婚は現在でも珍しいことです。
特に近年は晩婚が増えているので、まだ就職をしていない学生のときに結婚したいと言われたら、戸惑ってしまう親も多いでしょう。
親に許してもらうためには、きちんと誠意をもって話をしないといけません。
学生結婚にはメリットもありますが、デメリットもあります。
どのようなデメリットがあるのか、もし問題に直面したら、どう乗り切るのかなども考えておくとよいでしょう。
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担当者:木原一憲
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