【受験までに勉強が間に合わない!?】気持ちが焦ってしまう原因解消法!
受験に間に合わないと感じたときの対処方法
受験勉強が追い込みの時期になってきました。このぐらいの時期になると
「このペースでは受験本番に間に合わないんじゃないだろうか」
と、不安になることってありますよね。
そんな時はちょっと立ち止まって冷静に考えてみましょう。
今の自分の状況を正確に把握して、今から受験本番までに何をしなければいけないのかがわかってくると不思議と落ち着いてくるものです。焦った状態で勉強をすすめようとしても、内容が頭に入らず身につかなくなってしまうこともあるので、まずは落ち着いて現状を把握しましょう。
その上で、現状に合ったスケジュールを立て直してはいかがでしょうか。
今回は、受験に間に合わないと感じてしまったときの具体的な対処法について解説します。
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担当者:西村貴文
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まずは現状把握しましょう
「受験までに勉強が間に合わない!」と感じる原因はなんですか?
まずは原因について把握しましょう。間に合わないと気持ちが焦ってしまう原因がどこにあるのでしょうか。
考えられる例えをいくつか挙げてみます。
- ・周りの人に「そのペースで大丈夫か」と言われて不安になる
- ・基礎の範囲が終わっていない
- ・苦手科目の理解が進まない
- ・まだ過去問に取り掛かれていない
- ・模擬試験の成績が伸び悩んでいる
などでしょうか。
「過去問に取り掛かれていない」以外の不安であれば、一度全範囲をゆるくチェックしてみましょう。 教科書や参考書をゆるく黙読してみるのがおススメです。
そして各科目の分野別に3段階(理解できている/やや理解できている/理解できていないかも)でチェックしてみます。
これで、どの科目が弱くて、今からやらなければならない学習内容は何なのか洗い出せます。
もし、これまでに模擬試験を受験していて、結果が手元にあれば、学習内容の洗い出しの際に役に立ちます。模擬試験の結果には各科目の分野別に理解が進んでいるかなどの分析が記載されています。
(過去問についてはあとで)
現状がわかれば計画の立て直し
気持ちが焦る理由がわかり、自分の学習状況が把握できれば、
勉強できるのはあと何日?そして1日何時間勉強できますか?
残された時間がわかれば、入試から逆算してもう一度勉強計画をたてなおしてみましょう。内容はできるだけ具体的な方がいいです。
例えば〇月〇日の週は
(英語の場合)「出題されやすい英語の構文と例文を洗い出してまとめる。その翌週から毎日まとめたものを確認しながら覚える」
(国語の場合)「出題されやすい古文の現代語訳を読んで内容を頭に入れてから問題を解く」
(数学の場合)「ある問題の解法パターンを覚えて、類似問題を▲問解いて練習する」
などです。
理解が進んでいない分野・内容、苦手と思う内容を中心に計画に盛り込んでいくといいでしょう。
思いきって過去問に先に取り掛かるのも手
試験本番まであまり時間がない!だけど過去問に取り組めていないのが気にかかる・・・という人は思い切って志望校の過去問に取り掛かってみてはいかがでしょうか。
おそらく過去問が解けなくてかなりヘコんでしまい、さらに焦ってしまうかもしれませんが、ここは一度落ち着きましょう。過去問を解くことで、自分の理解が進んでいるところとそうでないところの洗い出しもできます。
過去問を解いた後、答え合わせと解説を読んで勉強をし直すのが通常の勉強のやり方ですが、この時に上記に紹介した3段階(理解できている/やや理解できている/理解できていないかも)のどれにあたるかを一問ずつチェックしていきます。この時の一問は大問ではありません。小問の一問ずつです。
チェックがすめば「理解できている」以外の問題を解説を読み込みながら勉強しなおします。
解けなかったところを重点的に勉強しなおすと言うことで、効率よく受験の準備が進みます。
ただし、過去問や問題集を解いてみた結果、ほとんど点が取れなかった場合、そもそも基礎が固まってないと言うことになります。こんな場合はいったん教科書や参考書を読みなおすなどの基礎固めに戻ることをお勧めします。
また、入試本番まで3ヶ月以内の人にはサブノートを作るのをお勧めしません。
その理由は「時間がもったいない」
どうしても自分用の教材となるまとめノートが欲しい場合、あえて作るならば単語帳などの暗記用のツールです。いったん作ったら何回も見直したり一問一答をやったりして書かれてあることを頭に入れていきましょう。
今からやるべきことがわかったら、後は入試に合格することだけを考えて、全力で勉強しましょう。
これ以上焦ったところでプラスはありません。不安に感じている時間があるなら、気持ちを入れ替えて勉強する時間に充てるほうが得です。
模試の成績が伸び悩んでいる人へ
入試本番まで日が迫ってきても、模擬試験の成績が伸びにくいと、心配になりますよね。
そんな人にちょっと知っておいて欲しい話。
人は、何か新しいことを学び始めても、右肩上がりに成果が出るとは限りません。
「学習の成長曲線」というグラフが示すように、最初は伸び悩みます。ですがある時期が来ると一気に成果が上がってきます。
この成長曲線の急激な伸びがいつ・どんなふうに現れるかは人それぞれですが、「頑張って勉強しているのに成果が出ない・・・」と焦る時はこの、「学習の成長曲線」の話を思い出していただくと少し心が落ち着くかもしれません。
大切なのは入試に合格すること
大切なのは、受験に間に合うことではなく、入試に合格することです。極端な話、受験勉強に必要なことがオールラウンドで学べなかったとしても、その部分が試験に出ない場合もあります。この辺は運が左右すると言っても過言では無いですが、
受験は最終的には運かもしれません。縁があれば合格するし、縁がなければ不合格になるだけとも言えます。そう思えば、焦ったり不安になる時間がもったいないですね。
(注・勉強は必要ですよ!実力が伴わないと縁も遠のいてしまいます)
不安な気持ちや焦る気持ちがどうしても抑えられない場合、身近な人に相談してみるのも方法です。できれば受験を経験した大学生の先輩や学校の先生、塾や予備校の先生に相談するのが良いでしょう。経験談や的確なアドバイスがもらえるかもしれません。