【カビ対策しないと危険?】学生の一人暮らし必須チェック!

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「一人暮らしの学生向け」カビはどんな所に生えやすいの?予防法や掃除方法は?詳しく解説!


「一人暮らしの学生向け」カビはどんな所に生えやすいの?予防法や掃除方法は?詳しく解説!


一人暮らしをしている学生さんで、浴室に黒い汚れが広がっているのをふいに見つけてびっくりしたことがある方はいませんか?


このような黒カビをはじめとするカビは、高温多湿の時期が長い日本の気候下では残念ながらしばしば目にする存在です。


放置してしまうと見た目が不衛生に感じられるだけでなく健康被害が生じる恐れもあるため、しっかりと予防をし、もし発生してしまったら素早く取り除く必要があります。


この記事では、一人暮らしの学生はどのように部屋のカビ対策をすればいいのか、カビが生えてしまった場合はどのように掃除すればいいのか等について、詳しく解説します。



  • 大学賃貸専門家 古川真史

  • 宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の資格を保有する不動産業界18年以上の大学賃貸専門家。特に天理大学の下宿事情に精通し、天理で一人暮らしをスタートする学生からは少し癖になる独特なトークで好感度も高い。奈良好きが高じて奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得。奈良ヲタクであり奈良マニアの古川より天理大学の学生マンションなどの賃貸情報をお届けします。





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そもそもカビにはどんな種類がある?カビが好む環境って?


そもそもカビにはどんな種類がある?カビが好む環境って?


カビ対策について学ぶ前に、カビの性質を知っておきましょう。


家に生えるカビの主な種類

①黒カビ

浴室など水分の多いところでよく見られる、斑点状のカビです。


黒カビが発する胞子を吸い込むと、呼吸器疾患やアレルギーにつながる可能性があります。


②赤カビ

お風呂場の床のタイルの目地などに見られるピンク色のヌメヌメした部分は、しばしば「赤カビ」と呼ばれます。


厳密にはカビではなく人体への害は少ない存在ですが、放置すると黒カビの栄養源になってしまうため、放置せずに対策しましょう。


③青カビ

ブルーチーズでおなじみの青カビ。


しかしそのすべてが人体にとって害のない存在ではありません。


家の中では畳に生えることがあり、独特のカビ臭を放ちます。


カビが好む環境

以下は、カビが好むと言われている環境の条件です。


温度:20~30℃


湿度:60%以上


カビにとって栄養となるもの:ホコリ・髪の毛・落ちた皮脂・石鹸カスなど


これらの環境をなるべくつくらないように心がけることで、カビの発生を防ぐことができます。




カビを放置してはいけない理由は?


カビを放置してはいけない理由は?


健康に影響が出る

カビの胞子を吸い込んだりカビに接触したりすることで、呼吸器系の問題や免疫力の低下につながったり、アレルギー反応や皮膚の炎症が生じたりする可能性があります。


場合によっては、呼吸困難などの重い症状を引き起こす場合もあります。


退去時に修繕費用が発生する

カビが発生すると、物件の美観を損なうだけでなく、壁の構造や壁紙にもダメージが生じます。


物件に構造上の問題があり、それが原因でカビが発生した場合の修繕費用は貸主負担となりますが、一般的な原因(借主の清掃の不足など)の場合は借主が費用を負担しなければなりません。


次章以降で紹介するカビ対策を行ってもまだカビの発生が抑えられない場合は、管理会社などに早めに相談した方が良いでしょう。




どうすればカビは予防できる?


どうすればカビは予防できる?


居室

しっかり掃除し、晴れている日は換気する

カビの栄養源となるホコリをためないよう、こまめに掃除機をかけましょう。


また、湿気がこもりにくいように換気をしたり、扇風機やサーキュレーターで空気の流れをつくったりすることも有効です。


押入れやクローゼットの中も湿気が溜まりやすくカビが好む環境になりやすいので、こちらも忘れずに換気しましょう。


目安は週に1回程度です。


除湿器・除湿剤を活用して湿気を取ることもおすすめです。


布団を敷きっぱなしにしない

なるべく居住スペースを広く使うために、ベッドではなく布団を使っている方もいるでしょう。


使用後の布団は寝ている間にかいた汗が溜まっている上に体温で温められており、カビが繁殖しやすい環境になっています。


天気のいい日は外に干して、湿気を飛ばしましょう。


外に干すことが難しい場合は、布団乾燥機を利用すると良いでしょう。


窓の結露をこまめに取り除く

窓に発生した結露をそのままにしていると、窓下のパッキンや窓に触れているカーテンにカビが発生してしまいます。


水分をこまめに取り除くようにしましょう。


下にタオルを敷いた状態で水切りワイパーを上から下にかけるようにすると、効率よく掃除できます。


市販の結露防止シートを活用することもおすすめです。


エアコン

フィルターを定期的に掃除する

できれば2週間に1回程度、フィルター掃除をすると良いでしょう。


フィルター表面に掃除機をかけたあと水洗いをして乾いたタオルで水分を拭き取り、日陰で乾燥させれば、きれいな状態を保つことができます。


浴室

入浴後は冷水で浴室を冷やす

浴室の壁や床にシャワーで冷たい水をかけることで、カビが繁殖しやすい温度よりも低い温度に下げることができます。


掃除後は水分をタオルで吸い取る

浴室の掃除を終えたら、タオルで水分を拭き取るようにしましょう。


入浴後に体を拭くのに使ったタオルを流用すると皮膚などが付着してしまう可能性があるので、洗濯・乾燥済の清潔なタオルを使用するようにしましょう。


洗濯物を増やしたくない方は、水切り用のワイパーを代わりに使用することもおすすめです。


シャンプーボトルや洗面器を床に直置きしない

濡れている浴室の床に直接触れる形でシャンプーボトルや洗面器等を置いていると、底面に水分がこもってしまうためカビが発生しやすくなります。


「マグネット付きのボトルを使用し、使わないときは壁に貼り付けておく」など対策を採り、長時間湿ったままの部分が生じないように気をつけましょう。




カビが生えてしまったらどうすればいい?


カビが生えてしまったらどうすればいい?


軽度であれば、カビが生えてしまったとしても自分で掃除できる場合があります。


一般的な対処法を以下に紹介します。カビ掃除をする際はなるべく換気をしっかり行い、マスクや手袋を使用するようにしましょう。


※カビの規模が大きい場合などは無理をせず、専門業者に掃除の依頼をするようにしましょう。


特にエアコンについては自分で掃除することが難しいケースも多いので、吹き出し口の奥に黒い斑点が見える場合は業者に相談した方が良いでしょう。


業者への清掃依頼を出す際は、事前に管理会社や賃貸オーナーにその旨を報告し許可を取るようにしましょう。


居室

壁紙

カビ部分にエタノールをスプレーし、キッチンペーパーや雑巾で軽くたたくように拭き取ります。


強くこすりすぎると壁紙が傷ついてしまいカビがさらに深くまで入り込んでしまう可能性もあるので、注意してください。



畳に青カビが発生してしまった場合は、まずドライヤーなどでしっかり乾燥させ、畳の目に沿って掃除機をかけます。


その後エタノールを雑巾等に含ませて固く絞り、畳を優しく拭き取ります。


(エタノールを含むアルコールに触れるとカビの胞子が死滅するため、カビが再発しにくくなります)


最後に空拭きをして仕上げます。


黒カビが発生してしまった場合は、エタノールを直接かけると良いでしょう。


浴室

塩素系カビ取り剤を使用する

壁やパッキンなどに黒カビが発生した際は、塩素系カビ取り剤をスプレーし、所定の時間放置すると良いでしょう。


洗剤が流れてしまいカビが発生している場所から移動してしまうときは、ティッシュやキッチンペーパーなどを上から被せましょう。


しばらく放置したら水で流し、雑巾などで水分を拭き取って仕上げます。


なお、塩素系カビ取り剤を使用する際には製品の注意事項をよく読み、以下の点にも気を付けてください。


・有害なガスが発生して危険なので、酸素系漂白剤と混ぜない


・目に入る恐れがあるので、高い場所に使用する場合は直接スプレーしないようにする




まとめ~カビは放置すると健康被害にもつながってしまう!こまめな掃除と換気を心がけて~


まとめ~カビは放置すると健康被害にもつながってしまう!こまめな掃除と換気を心がけて~


この記事では、一人暮らしの学生はどのように部屋のカビ対策をすればいいのか、カビが生えてしまった場合はどのように掃除すればいいのか等について、解説しました。


・室内でよく見られるカビの種類には「黒カビ」や「青カビ」などがある


・カビは高温多湿の環境を好み、ホコリ・髪の毛・石鹸カスなどを栄養源としている


・発生したカビをそのままにしていると呼吸器疾患やアレルギー症状などの健康被害を引き起こす可能性がある上、賃貸物件の原状回復費用の支払いが生じる場合もある


・カビが発生してしまいその規模が大きい場合は、管理会社や賃貸オーナーに相談する


・居室はこまめに掃除し、湿気が溜まらないよう空気の流れをつくると良い。


壁や畳に軽度のカビが発生した場合は、エタノールで掃除する


・エアコンはこまめなフィルター掃除を心掛ける


・浴室は使用後水で冷やし、水分を拭き取るとカビ予防になる。


黒カビが発生してしまったら、塩素系カビ取り剤で対処するのがおすすめ


カビは発生してしまうと取り除くのが難しくなってしまう場合もあるため、まずはしっかりと予防をするようにしましょう。



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