【運転免許取得に費用はどのくらいかかる?】注意するべき点や種類・取得方法・費用について

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【大学生の疑問】運転免許は卒業までに取得すべき?費用や取り方は?


【大学生の疑問】運転免許は卒業までに取得すべき?費用や取り方は?


大学生になって「運転免許を取ろうかな」と考える方は少なからずおられると思います。


授業やアルバイトの合間をぬって、学生のうちに免許を取っておいたほうがよいのでしょうか。


運転免許取得にかかる費用や取り方のパターンなど、詳しく解説していきます。



  • 下宿賃貸専門家 木寅昌紀

  • 奈良に住んで早30年。不動産仲介キャリア通算15年以上。奈良市の賃貸情報通と言われ、特に奈良教育大学生の繋がりは数多く、下宿事情は奈良1番と自負。過去社内ランキングトップの仲介実績で表彰された経験も。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格を有し、業務を通して「学生が安心に良い下宿先に巡り会える機会の提供」に尽力。





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できれば大学卒業までに運転免許を取っておこう


できれば大学卒業までに運転免許を取っておこう


運転免許は大学生のうちに取っておくことをおすすめします。


とくに車の運転をする予定がなくとも、免許を取得しておいたほうがよい理由があります。


それは、運転免許の所持が必須条件の企業が増えているためです。


就職活動の時点で免許が必要というわけではありませんが、入社までの取得を求められるケースがあるので、時間に余裕のあるうちに取っておくのがよいでしょう。


時間の余裕について言えば、卒業して社会人になってからはなかなか免許を取りに行く時間が取れないかもしれません。


就職に運転免許が必須でなくとも、やはり学生のうちに取得しておくのがおすすめです。


また、運転ができれば軽く遠出する時に自由度の高い旅程が組めたり、大きな荷物を自分で運んだりすることもできます。


「自分の車を持つのは初期費用や維持費が大変……」という方でも、必要な時にレンタカーやカーシェアを利用する手があります。


借りた車であっても運転するには免許が必須なので、ちょっと車を使いたい場面を想定して免許を取っておくのも賢い選択だと言えるでしょう。







運転免許取得の時期 ベストは大学何年生のいつ?


運転免許取得の時期 ベストは大学何年生のいつ?


運転免許を大学生のうちに取得するとして、何年生のどの時期に取得するのが最もよいタイミングでしょうか。


もちろん各々の事情によりけりですが、一般的な傾向としては大学1年生~2年生の間に取る方が多いというデータがあります。


なかでも多いのが大学1年生の夏(6月~8月)。


始まった大学生活に慣れてきて、ぼちぼち時間や心の余裕が出てくる頃ですね。


大学生として初めての夏休みにすることのひとつとして、運転免許取得を選ぶ方が少なくないようです。


大学3年生以降――とくに4年生は就職活動が忙しくなってきますし、春休みは高校生で教習所が混雑しがちのため、1年生~2年生の長い夏休みの間に取るのがベストなタイミングだと言えるでしょう。







運転免許取得に費用はどのくらいかかる?


運転免許取得に費用はどのくらいかかる?


運転免許の取得にいくらぐらいの費用がかかるかは、取り方や時期などによって異なります。


そのうち免許の取り方については、


・通学免許


・合宿免許


・一発試験


という3通りのパターンがあります。


「通学免許」と「合宿免許」についてはいずれも教習所に通って学科や技能について学んでから運転免許試験を受けるパターンで、後ほど詳しくご説明します。


いっぽう「一発試験」は、教習所へ行かずいきなり運転免許試験を受けるパターンです。


うまく一発合格できれば安く済ませられるメリットはありますが合格率は低く、おすすめできません。


やはり、教習所でしっかりと運転に関する知識や技術を身に付けてから試験に臨まれる方がほとんどです。


肝心の費用の相場は以下の通りです。


・通学免許→閑散期(4~7月中旬および10月~1月)で約20万円~25万円、繁忙期(7月下旬~9月および2月~3月)で約25万円~40万円。


・合宿免許→閑散期で約15万円~20万円、繁忙期で約20万円~35万円。


・一発試験→約5万円~。


ただしこれらはあくまで目安で地域によって相場が異なるため、お住まいの地域の正確な情報は各教習所のサイトなどを見て調べてみてください。







教習についてと免許取得までの道のりを見てみよう


教習についてと免許取得までの道のりを見てみよう


お次は教習所について解説します。


①通学免許と合宿免許

まずは、先程ご紹介した「通学免許」と「合宿免許」の説明から。


通学免許は、自宅から教習所へ通い免許を取る方法です。


ご自身の都合に合わせて教習のスケジュールが組めるので、大学の授業やアルバイトの合間をぬって免許を取るのに融通を効かせやすい方法と言えるでしょう。


ただし免許取得までに2ヶ月は掛かるうえ、繁忙期には思ったタイミングで教習を受けられない日が出てくるかもしれません。


また、教習所に入所してから卒業するまでには期限が設けられており、あまりにのんびりしていると後で焦ることになる点も注意が必要です。


合宿免許は、合宿に参加して短期間で免許を取る方法です。


普通MT車では最短17日間(16泊17日)、普通AT車では最短15日間(14泊15日)で教習を終えることができるため、通学免許に比べて圧倒的に早く免許取得が可能になるのが大きなメリットです。


加えて、先に挙げた通り費用面も通学免許に比べてお安くなります。


ただし合宿中は他の予定を入れることができないので、まとまった時間を確保して合宿に臨む必要があります。


、ごく短い期間で運転に関する知識を詰め込んでいくことになるため、相応の集中力や忍耐が試されることになるでしょう。


②MT車とAT車

先ほどMT車とAT車という言葉が出てきましたが、運転免許にはMT(マニュアル)車もAT(オートマチック)車も運転できる免許と、AT車のみ運転できる免許(AT限定免許)と2種類があります。


そのどちらを取得するかは、教習所に入る際に決めなくてはなりません。


MT車にはクラッチペダルがあり、走行中ギアチェンジの操作を手動で行う必要があります。


AT車にはクラッチペダルがなく、走行中のギアチェンジは基本的に自動で行われます。


現在走っている普通自動車の多くはAT車であり、MT車は車にこだわりのある方が乗るものというイメージが一般的です。


そのため、多くの方にとってはAT限定免許でも困ることは少ないでしょう。


AT限定免許のほうが教習所の料金が安く、技能教習の難易度も低いため、より良い選択に思われるかもしれません。


ですが、AT限定免許ではMT車に乗ることはできません。


逆にMT車に乗れる免許があればAT車に乗ることもできます。


「仕事などでMT車に乗る機会があるかもしれない」「将来的にMT車に興味が出てくるかもしれない」などと思われた方は、一度慎重に検討してみることをおすすめします。


③教習の内容と免許取得までの道のり

教習所で学ぶ内容には、「学科教習」と「技能教習」にふたつがあります。


学科教習は座学。


交通ルールや運転のマナー、事故の際の対応などについての知識を講義形式で学びます。


技能教習は実際に車を運転し、実技を学びます。


学科教習も技能教習も、教習の段階が第1段階・第2段階に分けられています。


学科であれば第1段階で基礎的なルールやマナーを学び、第2段階はより専本的な知識を学ぶことになります。


技能であれば第1段階は教習所内のコースで運転をし、第2段階は公道に出て運転をする、いわゆる「路上教習」をします。


第1段階が終わったら、いったん試験があります。


まず修了検定で運転技術を試され、合格すれば仮免許学科試験を受けることになります。


仮免許学科試験に合格すれば、路上教習に欠かせない「仮免許証」が交付され、第2段階へ進むことができるという流れです。


学科・技能どちらも第2段階の教習を全て終えれば、いよいよ最後の卒業検定と本免学科試験があります。


卒業検定は運転技術の試験で、これに合格できれば卒業証明書が交付され、教習所は卒業となります。


そのあと免許センターへ行って本免学科試験を受け、こちらも合格することができれば、晴れて運転免許証の取得となるわけです。


免許取得までの道のりはけして簡単なものではないですが、安全に車を運転するためと考えると納得ですね。







住民票を下宿先へ移していない方は要注意!


住民票を下宿先へ移していない方は要注意!


ところで、ご実家から離れて大学のそばへ下宿されている方のなかには、うっかり住民票を今の下宿先へ移し忘れている方もおられるかもしれません。


こうした方は免許を取る際に注意が必要です。


教習所へ入って教習を受け、卒業検定を受けるまでの流れは、現住所と住民票の住所が違っていてもとくに支障はありません。


住民票に記載されている自治体にある教習所ではなくとも、入所から卒業までのプロセスは行うことができます。


問題は、免許センターでの本免学科試験。


この試験は、住民票のある自治体管轄の免許センターで受験しなければならないことになっています。


つまり、もし遠く離れた実家から出てきて住民票を移し忘れていると、実家そばの免許センターまでわざわざ行かなければ本免学科試験を受けられず、運転免許を取得することができないのです。


また、運転免許に記載される住所は住民票と同じ住所になります。


現在お住まいの下宿先とは住所が異なるため、運転免許証は本人確認のための身分証として利用できないことになります。


こちらも要注意です。


一時的な転居である(また実家に戻る見込みである)場合などは住民票を移さなくても法律違反にはならないという規定もありますが、免許取得の際のリスクを考えると、住民票は忘れずに下宿先の住所へ移しておいたほうがよいでしょう。


ちなみに住所とは別に「本籍地」という情報も、免許証のICチップの中に記録されています。


免許センターで本免学科試験を受ける際に、本籍が記載された住民票の写しの提出を求められますが、本籍地については現在お住まいの場所と異なっていても特に支障はありません。







まとめ~免許取得は大変だけどメリットたくさん~


まとめ~免許取得は大変だけどメリットたくさん~


いかがでしたでしょうか。


今回は大学生の方向けに、運転免許の取得について見ていきました。


運転免許の取得には時間もお金もかかり、なかなか大変なものです。


だからこそ比較的時間のある大学生のうちに取っておいたほうがよいと言えますし、就職の必須条件になりうるものでもあります。


また、ちょっと遠出をする時にレンタカーを使えるなどメリットはたくさんあります。


普段から運転をするにしてもしないにしても、運転免許と運転に関する知識・技術は持っていて損はないものです。


教習でしっかりと安全運転のノウハウを学んで、ご自身の今とこれからに役立ててくださいね。



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  • 下宿専門家 木寅昌紀

  • 奈良に住んで早30年。不動産仲介キャリア通算15年以上。奈良市の賃貸情報通と言われ、特に奈良教育大学生の繋がりは数多く、下宿事情は奈良1番と自負。過去社内ランキングトップの仲介実績で表彰された経験も。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格を有し、業務を通して「学生が安心に良い下宿先に巡り会える機会の提供」に尽力。




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