大学生の一人暮らしでもペットは飼える?どんなことに注意すればいい?
大学生の一人暮らしでもペットを飼うことはできますが、ペットの種類によってはお世話に多くの時間や費用が必要になる場合がありますので、お迎えする前にペットにかけられる時間やお金があるか慎重に考える必要があります。
一人暮らしの大学生活は寂しいからペットを飼いたい、と考えたことが一度はあるかもしれません。
一人暮らしの方でもお世話をする時間とお金があれば飼育はできますが、本当に飼い続けられるか
将来の事も考慮して慎重に考えるべきです。
今回は大学生の一人暮らしでもペットを飼う方法や、ペットを飼う際に注意したいポイントについてご紹介いたします。
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担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。
賃貸物件でもペットは飼える?
アパートやマンションなど賃貸物件には「ペット可」などと記載された部屋があり、管理規約を守れば賃貸物件でもペットを飼育することができます。
ただし、「ペット可」と記載されていても、大型犬は飼育できないなど物件によってルールが異なります。
もちろん「ペット不可」と記載された物件ではペットの飼育はできません。
動物の体臭や排泄物による臭いや傷は物件の資産価値に影響を及ぼしてしまうため、アパートやマンションではペットの飼育を禁止している場合があります。
管理会社や大家さんによっては、相談次第で小さなペットであれば飼育できる場合もあります。
ペット可物件の退去費用は高くなる?
ペット可・相談可の賃貸物件から退去する場合、退去費用が高くなる傾向があります。
ペットによる臭いが部屋に染みついていたり、壁や床にひっかき傷がついているなど、ペットによる損害が残されていることがあるためです。
ペットの爪によって床が傷だらけになっていたり、ドアや柱がかじられている場合は床板の張り替えや補修工事が必要になります。
さらにその傷跡が広範囲に広がっている場合は高額な費用を請求される場合があります。
ペットの臭いがお部屋全体に染みついている場合は部屋全体の壁紙や床板を交換しなければならないため、こちらも高額な費用を請求される可能性が高いです。
退去時に支払う修繕費用を抑えるためには日頃からペットによる傷を予防する必要があります。
トイレやペットの体臭のお手入れをこまめに行い、床には傷がつかないようカーペットやフロアマットを敷きましょう。
さらに壁や柱に傷がつかないよう、保護シートを貼って保護をすることも効果的です。
鳴かないペットであればペット不可の物件でも飼育していい?
部屋を傷つけたり臭いが発生しにくい魚類であればペット不可の物件でも飼育していいのではないか。と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、水槽から水が漏れて壁や床に染みつき、建材を腐敗させたり下の部屋まで被害を受けてしまう事態も考えられます。
さらに重たい水槽を設置していると床にへこみができてしまうなど、臭いや鳴き声以外の問題でお部屋に傷をつけてしまう恐れがあります。
ペットを飼うために注意するべきことは?
まず最初に考慮すべきは、ペットを飼育するために必要なスペースと費用です。
マンションやアパートで生活されている一人暮らしの方のお部屋は狭いことが多いため、ペットが走り回れるような十分なスペースを確保することが難しい場合があります。
また、ペットの飼い主となった後は食事や病院などの費用を支払い続ける必要があります。
さらに家賃や自分自身の食費、交際費なども支払う必要があるため、月々の出費が大きくなることは避けられないでしょう。
次に考慮すべきは、ペットのお世話をするために必要な時間と手間です。
大学生は通常、勉強やアルバイトなど多忙なスケジュールであることが多いです。
ペットをお世話する十分な時間を割くことができない場合、ペットが健康的な生活を送れず病気にかかりやすくなるかもしれません。
さらにペットには毎日の散歩など運動が必要です。
これらを果たすために十分な時間があるか、自分の生活習慣を確認することが重要です。
さらに、賃貸物件や地域のルールについても考慮しなければいけません。
アパートや学生寮などではペットの許可が必要、あるいはペットを飼育できない場合があります。
また、地域によってはペットの鳴き声による近隣トラブルが発生してしまう場合もあります。
自分自身だけでなく、近隣の都合にも配慮してペットを飼うかどうかを考えなければいけません。
大学生の一人暮らしではどんなペットを選べばいい?
大学生は勉強やアルバイトなどで家を空けることが多いため、手間が比較的かからず、飼育費用も少ないペットがおすすめです。
金魚や熱帯魚などの魚類は種類が豊富で、水槽で飼育することができるため臭いや鳴き声によって近隣の方に迷惑をかける心配をせずに飼育できます。
お世話も水替えと餌やりだけなので、他のペットと比べると飼育しやすいでしょう。
しかし水槽を誤って落として割ってしまう、エアーポンプの音による騒音によってトラブルが発生する、などの事例があり、絶対にトラブルが発生しないとは言い切れません。
同じく水槽の水替えと餌やりだけでお世話ができる亀もおすすめです。
亀を飼育する場合、日光浴が必要になりますが、水槽を廊下やバルコニーなどの共用スペースに設置すると近隣トラブルを招いてしまいますので絶対にやめましょう。
大学生の一人暮らしでも犬や猫を飼える?
大学生の一人暮らしでも犬や猫を飼育することはできますが、犬を飼う場合は毎日散歩をしてあげる必要がありますし、犬も猫も病気にかかったときのために医療費を用意しなければいけません。
また、犬を育てるために必要な費用は生涯で500〜600万円、猫を育てるために必要な費用は生涯で75万円〜180万円と言われており、大学生が負担するには高額な費用が必要になることも覚悟しておく必要があります。
犬や猫をお迎えするのは社会人になって、時間やお金に余裕が生まれてからのほうがご自身にもペットにとっても幸せに過ごすことができるかもしれません。
無断でペットを飼育しているとどうなる?
どうしてもペットを飼いたいからと、大家さんや管理会社に無断でペットを飼育しても鳴き声や足音、臭いでバレてしまうことが多いです。
大家さんや管理会社に無断でペットを飼育していたが判明した場合、契約違反となりますので基本的にはペットを手放すことになるでしょう。
さらに無許可のまま飼育を続けていれば強制退去を命じられる場合があります。
そしてペットの臭いがお部屋に染みついていたり、室内に傷がついていた場合は高額な修繕費用も支払う必要があります。
【大学生の一人暮らしでもペットは飼える?】まとめ
一人暮らしをされている大学生でもペットを飼うことは可能ですが、ペットの面倒をみる時間や金銭的余裕が本当にあるか確認することが重要です。
それでもペットを飼いたい場合は最後までお世話をする責任を忘れず、賃貸物件の管理会社や近隣の方に迷惑を掛けないかよく調べてからお迎えするようにしましょう。
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担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。